絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

もしかして、サンタさん? クリスマスの定番絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』

絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」の表紙

出典:中川 李枝子,山脇 百合子『ぐりとぐらのおきゃくさま』/福音館書店

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』のご紹介です。

ぐりとぐらシリーズの第2弾!
今回の舞台はクリスマスです。

ぐりとぐらのお家に訪れたお客様は……

クリスマスの定番絵本!
毎年必ず読みたくなる大人気の1冊です。

絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』の情報

著者:中川 李枝子/作 山脇 百合子/絵
出版社:福音館書店
出版年:1967年6月
ページ数:27ページ
おすすめ対象年齢:3歳4歳、5歳
読み聞かせ:3歳から

『ぐりとぐらのおきゃくさま』のあらすじ

ある日、森で雪合戦をしていたぐりとぐら。
雪の上に大きな足跡を見つけました。

きつねかな? くまかな?
いったい誰の足跡だろう?

ぐりとぐらは調べてみることに。
あとをつけて行って着いたところは、なんだか見覚えのある場所ですね。

それもそのはず、なんと自分たちのお家でした。

ドアを開けると玄関には大きな長靴が。
壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー。

そして赤い帽子がかかっています。
部屋の隅にはとっても大きな袋まで。

「おきゃくさまは、いったい どこだろう」
ぐりとぐらはお家のなかを探しますが、見あたりません。

するとカステラを焼くいい匂いがするではありませんか。
ふたりは台所へとんで行くと……

そこには、赤いズボンをはいた、まっ白なひげのおじいさん。

「クリスマス おめでとう」
焼きたてのケーキを持って立っていたのは……

絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」の中身その1出典:中川 李枝子,山脇 百合子『ぐりとぐらのおきゃくさま』/福音館書店

絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』の内容と感想

福音館書店「こどものとも傑作集」の1冊。
「ぐりとぐら」シリーズの第2弾はクリスマスが舞台です。

青い服のぐり、赤い服のぐら。
冬仕様のマントがとってもかわいい!

足跡を辿ってたどり着いたのが自分たちの家だと気づかない。
そんな、ぐりとぐらもとってもかわいい!

絵本をひらくたびに癒される、何度も読み返したくなるお話です。
お家に帰ってきてからの繰り返しの展開もポイントですよ。

そしてお家のなかには、まさかの予想外のお客様が!

真っ赤な服に白いおひげ、大きな袋まで。
はっきりとは語られませんが、この方はどうみてもサンタクロース!

慌てて出て行ったのは子どもたちにプレゼントを届けに行ったのかな。

さらに、ぐりとぐらといえばパンケーキ!
前作のにつづいて、今回も美味しそうなクリスマスケーキが登場します。

しかもチョコレートと生クリームがどっさりのって、すごーく美味しそう!
こんなお客様なら、いつだって大歓迎ですよね。

発行部数は280万部のダブルミリオン*1
クリスマスが近づくと読みたくなる定番絵本です。

大人数での読み聞かせにぴったりな大型絵本もありますよ。
クリスマスシーズンのお話会にどうぞ。

受賞歴

  • 厚生大臣賞受賞
  • 全国学校図書館協議会選定図書

続編・シリーズ作品
【ぐりとぐらシリーズ】

  1. ぐりとぐら(1967年1月)
  2. ぐりとぐらのおきゃくさま(1967年6月)
  3. ぐりとぐらのかいすいよく(1977年4月)
  4. ぐりとぐらのえんそく(1983年3月)
  5. ぐりとぐらとくるりくら(1992年10月)
  6. ぐりとぐらのおおそうじ(2002年2月)
  7. ぐりとぐらとすみれちゃん(2003年10月)
絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」の中身その2出典:中川 李枝子,山脇 百合子『ぐりとぐらのおきゃくさま』/福音館書店

サンタクロースのトレードマーク

真っ赤な服と帽子、白いひげに大きな袋。
どれもサンタクロースのトレードマークですよね。

全部そろったら、ぜったいサンタさんをイメージしちゃう!

そして、ぐりとぐらのトレードマークといえば青と赤のつなぎと、とんがり帽子。
やっぱり、ひと目みただけで、ぐりとぐらを連想しちゃいます。

「じゃあ、あなたのトレードマークは何ですか?」

そんな質問をされても、きっとすぐには答えがでませんよね。
ぐりとぐらやサンタクロースじゃないんだからさ。

でもね、ぼくらだって一人ひとり、その「人となり」を表すものはあるはずなんだ。
外見や服装だけじゃなくてね。

「笑顔がすてき」
「一緒にいると安心できる」

そんなふうに気づいていないだけで、それぞれトレードマークはあって。
それが、その人「らしさ」ってことなんじゃないのかな。

何者かになろうとしなくてもいいんだよ。
特別な何かなんてなくったって大丈夫。

「自分探し」なんてしなくったって、意外とみんな個性的。
ぼくらはさ、みんな、ありのままで特別なんだから。

以上、もしかして、サンタさん? クリスマスの定番絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』のご紹介でした。

おしまい。

*1:トーハン「ミリオンぶっく2018年版」のデータを元に記載しています。

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