絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

生まれる!食べる!弾ける!飛び散る! 不思議な世界観の赤ちゃん絵本『もこもこもこ』

2017年3月3日

絵本「もこもこもこ」の表紙

出典:谷川 俊太郎,元永 定正『もこもこもこ』/文研出版

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『もこもこもこ』のご紹介です。

実はすごい奥深いようで、べつにそうでもないような。
なんだか独特の世界観に引き込まれてしまう不思議な絵本。

「もこもこ」「にょきにょき」
でてくる文字は擬音だけなので0歳から楽しめます。

ページをめくるたびに驚きの展開が待っている大人気の1冊です。

絵本の情報

著者:谷川 俊太郎/作 元永 定正/絵
出版社:文研出版
出版年:1977年4月
ページ数:29ページ
対象年齢:0歳から

あらすじ

むらさき色の地面にグラデーションの空。

「しーん」
「もこ」

下から何かが生えてきた。

「もこもこ」
「にょき」

地面から生まれた何かがどんどん色と形を変えていく。
食べたり、弾けたり、飛び散ったり。

次々に起こる摩訶不思議で予想外な展開。
そして最後にはまた元にもどって。

「しーん」
「もこ」

絵本「もこもこもこ」の中身その1出典:谷川 俊太郎,元永 定正『もこもこもこ』/文研出版

内容と感想

何かが生まれて、その何かが別の何かを食べて、弾けて消える。
という内容の、文章では説明しづらいなんとも不思議な絵本です。

「もこ」「にょき」「ぽろり」「ぎらぎら」「ぱちん!」
文章らしいものはなく、出てくるのは擬音だけ。

小さな子供向けの絵本ではめずらしくグラデーションを多用した美しい色彩。
その色使いが、これまた不思議な雰囲気をかもし出しています。

大人になってはじめてみると、きっと「???」な内容かも。
だけど小さな子どもには大人気なんですよね。

何もないところからいきなり「もこ」
そこから大きくなって「ぱく」

などなど、その予想外な展開に引き込まれてしまうのでしょうか。
もうほんとみんな釘づけになって見てますよ。

ストーリーや文章がほとんどないシンプルな作品です。
だからこそ、0歳や1歳の言葉のわからない赤ちゃんでも楽しめますね。

子どもの想像力を広げられそうな独特の世界観をもった1冊。

発行部数100万部を超えるミリオンセラー。
40年近くも愛される定番の赤ちゃん絵本です。

受賞歴
・全国学校図書館協議会選定図書

絵本「もこもこもこ」の中身その2出典:谷川 俊太郎,元永 定正『もこもこもこ』/文研出版

もこもこもこ

もこもこもこもこもこもこもこもこ。
もこもこもこもこもこもこもこもこ。

もこもこもこもこもこもこもこもこ。
もこもこもこもこもこもこもこもこ。

ちょっと書いてみたかっただけです……すいません。

この「もこもこ」って文字にしてもそうなんですが。
言葉にしてもつい声に出してみたくなりませんか?

で、意味もなく「もこもこ」言っているとあることに気がつきました。
「もこもこもこ」の持つの湧き上がる感というのか、湧き上がるもこもこもこ感といいますか。

とにかく、自分のなかに何かが芽生えてくるのを感じます。
ちょっとやる気がでないときの手助けになるかも。

「起き上がりたくないのもめんどくさい」
「このままダラダラ寝ていたい」

そんなとき「もこもこもこ」と声に出してみてください。
自分の中のやる気にもこもこもこと効いてくるはず。

あっ、人前では控えたほうかいいですよ。
おかしくなったのかと心配されちゃうかもしれませんから。

それでは、用法用量を守ってご使用ください。

以上、生まれる!食べる!弾ける!飛び散る! 不思議な世界観の赤ちゃん絵本『もこもこもこ』のご紹介でした。

おしまい。

この記事が気に入ったら
いいね!してみよう

Twitter で

コメントを書く

*

FACEBOOKでコメントを書く