絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

まーるい穴が気になっちゃう! リズムを楽しむ音遊び絵本『ごぶごぶ ごぼごぼ』

絵本「ごぶごぶ ごぼごぼ」の表紙

出典:駒形 克己『ごぶごぶ ごぼごぼ』/福音館書店

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『ごぶごぶ ごぼごぼ』のご紹介です。

「ぷく ぷく ぷくん」
「ざぶ ざぶ ざぶん」

泡や波を連想させる「水」に関連する音。
色とりどり、大小さまざまな「まる」で構成された赤ちゃん絵本。

シンプルでリズムのある言葉の響きと、そのくり返しが子どもたちに大人気!
赤ちゃん向けの簡単な仕掛けがついた穴あき絵本です。

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絵本『ごぶごぶ ごぼごぼ』の情報

著者:駒形 克己/作
出版社:福音館書店
出版年:1999年4月
ページ数:20ページ
対象年齢:0歳から

『ごぶごぶ ごぼごぼ』のあらすじ

「ぷーん」
真っ青な中に黄色とオレンジ色のまる。

「ぷく」
「ぷく ぷく ぷくん」

少しづつ数を増やしていくよ。

「ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ」
黄色の中にカラフルなまるがたくさん。

「ごぶ ごぶ」
「ごぼ ごぼ」

つながって大きな形に大変身。

「さぶ さぶ さぶん」
「さわ さわ」

いろんな音をだしながら姿を変えて動いていく。
そして最後は「しー」

絵本「ごぶごぶ ごぼごぼ」の中身その1出典:駒形 克己『ごぶごぶ ごぼごぼ』/福音館書店

絵本『ごぶごぶ ごぼごぼ』の内容と感想

福音館書店「0.1.2.えほん」シリーズの1冊。

黄色、オレンジ、青、白、赤、水色。
登場するのはカラフルでいろんな大きさの「まる」だけ。

「ごぼ ごぼ」
「じゃわ じゃわ じゃわ」

文字は水をイメージさせる擬音のみ。

シンプルな構成とリズムのある言葉の響き。
そのくり返しが大人気の赤ちゃん絵本。

言葉がわからなくても鮮やかな色づかいやリズムを楽しむことができます。
小さな子どもって本当にこういう絵本大好きですよね。

さらに、ところどころ丸い穴が空いていてページをつないでいく。

穴に指を突っ込んでみたり。
一生懸命のぞき込んでみたり。

赤ちゃん向けの簡単な仕掛けながら、子どもたちは興味津々です。
絵本のページも厚めの紙でできているので、すぐに破れる心配もないのもポイントです。

0歳、1歳のまだ言葉の話せない赤ちゃんにもおすすめの1冊。
子どもの創造力を育む音遊び絵本です。

絵本「ごぶごぶ ごぼごぼ」の中身その2出典:駒形 克己『ごぶごぶ ごぼごぼ』/福音館書店

ごぶごぶ ごぼごぼ

突然ですが、水の中で聞こえる音ってなんかおもしろくないですか?

水中での音の聞こえ方っていうのかな。
どこから音がなってるのかわからない感じ。

絵本にも出てくる「ぷく ぷく ぷくん」や「ざぶ ざぶ ざぶん」なんかもそう。
少しこもったようで、音に「゛」や「゜」がついているような。

自分だけが違う空間にいるみたいで、ちょっぴり幻想的な雰囲気。
あのなんともいえない不思議な感じがおもしろいですよね。

ぼくは子どものころ、よくお風呂のお湯をためながら耳だけ湯船につけたり、プールのなかに潜るのが好きだったんです。

水の中で聞こえる音が楽しくて楽しくて。
しょっちゅう水の中に頭を突っ込んでいる子どもでした。

最近ふと、そんなことを思い出していて考えたんですけど。
赤ちゃんもママのお腹の中で同じように聞こえていたりするのかなー、と。

水の音ってどこか安心感を得られますよね。

「ごぶごぶ ごぼごぼ」の絵本が子どもに愛されるのも。
大人が波の音を聞いて癒やされるのだって。

実はそんな理由があるんじゃないだろうか……
なんて想像して、勝手にひとりで納得している今日このごろです。

以上、まーるい穴が気になっちゃう! リズムを楽しむ音遊び絵本『ごぶごぶ ごぼごぼ』のご紹介でした。

おしまい。

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