絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

パンツ型の穴あき仕掛けが楽しい!遊び心たっぷりの人気絵本『しろくまのパンツ』

絵本「しろくまのパンツ」の表紙

出典:tupera tupera『しろくまのパンツ』/ブロンズ新社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『しろくまのパンツ』のご紹介です。

パンツ型にあいた穴あきの仕掛けと、繰り返しの展開が楽しい人気絵本!
ちょっととぼけた表情の動物たちと、カラフル色づかいがとってもすてきな作品です。

特徴的なパンツ形の絵本の帯!
そしてストーリのオチも、あっとおどろく結末でとっても楽しい!

最初から最後まで余すことなく笑える、読み聞かせでも大人気の愉快な1冊。
子どもも大人も笑える、遊び心たっぷりのユーモラスな絵本です。

絵本『しろくまのパンツ』の情報

著者:tupera tupera(ツペラ ツペラ)/作
出版社:ブロンズ新社
出版年:2012年9月
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳4歳5歳
読み聞かせ:2歳から

『しろくまのパンツ』のあらすじ

「どこにいったんだろう」
パンツをなくした、しろくまさんが困っています。

しかも、どんなパンツをはいていたのか忘れちゃった……

「どうしたの?」
心配したねずみさんがやってきて、一緒にパンツを探してくれることに。

あ、おしゃれな縞々のパンツがあるよ!

「これ しろくまさんのパンツ?」
「ううん ちがう」

じゃあ、だれのパンツ?
しまうまさんのパンツだね!

おいしそうなお菓子がいっぱいのパンツはブタさんのパンツ。
かわいい花がらのパンツは、ちょうちょさんのパンツ。

「I ♡ ねずみ」と書かれたパンツや、へんてこりんな水たまのパンツ。
逆さまになったニンジンのパンツ……

パンツはいっぱいあるんだけど……
しろくまさんのパンツはぜんぜんみつかりません。

あれれ、でもちょっとまって!
しろくまさん、よーくみたら……

さて、しろくまさんのパンツはみつかったのかな……?

絵本「しろくまのパンツ」の中身その1出典:tupera tupera『しろくまのパンツ』/ブロンズ新社

絵本『しろくまのパンツ』の内容と感想

まず、絵本の帯がパンツ!!
絵本をひらく前から、おもしろい仕掛けにウキウキしちゃいます!

そしてその赤いパンツを脱がさないと、絵本をひらくことができません。
なんだかちょっと恥ずかしいような……

そしてそして、ページをめくるとパンツの部分だけが見えるように穴が!

大きかったり小さかったり、穴が空いてたり、逆さまだったり。
柄やデザインも、それぞれの動物にぴったりのパンツがあって、なんだか笑っちゃいますね。

しろくまにはじまり、ねずみ、しまうま、ブタ、ちょうちょ、ねこ、イカ、うさぎ。
いろんな動物が登場する繰り返しの展開も、とっても楽しい!

「これは誰のパンツかな?」
読み聞かせではクイズ感覚で楽しめて、子どもたちに大人気です!

さらに物語のラストには、まさかのオチが!
表紙のイメージで、しろくまさんのパンツは赤色だとばかり思っていたら……

わかったうえで改めて読み返してみると……
ほんとだ! たしかに最初っからずっとはいてる!

まさに灯台下暗し!
パンツ版の「メガネ、メガネ状態」ですね。

物語を読み終えて「替えパンツのご案内」で、さらにもうひと笑い。
帯の赤いパンツを失くしたり破れてしまっても「替えパンツ」のアフターサービスまであるんですから!

遊び心たっぷりの愉快な1冊。
大人が読んでもおおいに楽しめるユーモラスな絵本です。

『Polar Bear’s Underwear』というタイトルで英語版もありますよ。

受賞歴

  • 第2回 街の本屋が選んだ絵本大賞
  • 第18回 日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)
  • 第4回 ようちえん絵本大賞
  • 第6回 MOE絵本屋さん大賞 第3位
  • 第2回 静岡書店大賞児童書新作部門 第2位
  • 第4回 リブロ絵本大賞 第5位
  • フランス・マルセイユ こどもの本大賞2014
絵本「しろくまのパンツ」の中身その2出典:tupera tupera『しろくまのパンツ』/ブロンズ新社

パンツをはいていたって気がつかない……

しろくまさん……
パンツ、はいてるじゃない……

しかもおニューのパンツじゃないの。
ちょっと、しっかりしてよ~!

なんてツッコミいれたくなりますけど。
でもまあ、こういうのって、しろくまさんにかぎった話じゃないんですよね。

意外とすぐ近くにあっても見えなかったりさ。
たとえ目の前にあったって気がつかないこともあるから。

それはさ「こういうものだ」っていう、思い込みのせいだったりして。
人の視野って簡単にせまくなっちゃうんだよね。

読者のぼくたちだって、最初のページからずっとはいてる白いパンツに気がつかないんだから。

見ようとしていないだけ。
実は気がついていないだけ。

求めているものは、いつだってすぐそばにあって。
ほんとに必要なのは探すことじゃなく、気がつくことなんじゃないのかな。

もっと目をこらして、視野をひろげて見てごらん。
気がつかなきゃさ、存在しないのとおなじになっちゃうから。

ほらね、大事なものは手の届くところにあるんだよ。
しろくまさんのパンツだって、はじめからそこにあったでしょ!

以上、パンツ型の穴あき仕掛けが楽しい! 遊び心たっぷりの人気絵本『しろくまのパンツ』のご紹介でした。

おしまい。

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