絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

傾けてゆらして追っ払え!新感覚の仕掛けが楽しい参加型絵本『おおかみだあ!』

絵本「おおかみだあ!」の表紙

出典:セドリック・ラマディエ,ヴァンサン・ブルジョ『おおかみだあ!』/ポプラ社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『おおかみだあ!』のご紹介です。

絵本のなかから、おおかみ近づいてきます。
指示にしたがって絵本を傾けたり、ふったり。

すると、おおかみもゴロゴロ転がったり、ブンブンゆれたり。
絵本の中と外が連動する、楽しい仕掛けがみどころの1冊です。

3歳~5歳くらいの読み聞かせにぴったり!
何度も読まされちゃう新感覚の参加型絵本です。

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絵本『おおかみだあ!』の情報

原題:Au secours, voilà le loup!
著者:セドリック・ラマディエ/作 ヴァンサン・ブルジョ/絵 谷川 俊太郎/訳
出版社:ポプラ社
出版年:2014年3月
ページ数:23ページ
おすすめ対象年齢:3歳4歳5歳
読み聞かせ:2歳から

『おおかみだあ!』のあらすじ

遠くに、おおかみがみえます。
あれ、だんだん近づいてくるよ……

「はやく! ページをめくって、おいはらうんだ!」

あっ、もうすぐそばまで来てる!
「いそいで! ほんを みぎに かたむけて!」

おおかみが「おっとっとっと!」横によろけたよ。
いいぞ! もっともっと絵本をかたむけて!

「ごろん ごろん ごろん」
よし! おおかみが崖から落っこちる。

だめだ! 枝にぶらさがってる。
「ページを めくって ほんを ふるんだ!」

なかなか落っこちないな。
本を逆さまにすると……

大変だ!おおかみはもとどおり!

どんどん近づいてくるよ。
ああ、もう目の前だ!

そして最後は……どうなった?

絵本「おおかみだあ!」の中身その1出典:セドリック・ラマディエ,ヴァンサン・ブルジョ『おおかみだあ!』/ポプラ社

絵本『おおかみだあ!』の内容と感想

ポプラ社「ポプラせかいの絵本」の1冊。
新感覚の仕掛けが楽しい、フランス生まれのアイデア絵本です。

ページをめくるたびに、おおかみが近づいてきます。

「はやく! ページをめくって、おいはらうんだ!」
「ページを めくって ほんを ふるんだ!」

絵本の指示にしたがって、おおかみを追いはらいましょう。

絵本を傾けると、おおかみがごろごろ転がって。
絵本を振ると、おおかみもブンブン揺れる。

絵本のなかとリンクして、一緒になってワクワクできる読者参加型の絵本です。

だんだん迫りくる、迫力満点のおおかみ!
「ダーダン ダーダン」と、まるで映画「ジョーズ」のテーマが聞こえてきそう。

ハラハラドキドキの展開と仕掛けが相まって、もうとってもテンションが高まります!
読み聞かせてあげると、子どもたちも「キャーキャー」大よろこびですよ!

シンプルでダイナミックなイラストも、この絵本のよさを引き立てていますね。

読み終わって裏表紙をみると……
「ヒュー!おおかみは いなくなった!もういちど はじめから?」

と、書かれた文字が……

はい、そうですね。
またはじめから読み聞かせです。

きっと子どもからも「もう1回よんで!」と、ねだられることでしょう。

ひとりでじっくり読むというよりも、読み聞かせのためにあるような絵本。
ママもパパも子どもと一緒になって楽しめる、ユーモラスな1冊です。

受賞歴
・第7回 MOE絵本屋さん大賞2014 第5位

続編・シリーズ作品
【「おおかみの体感型絵本」シリーズ】

  1. おおかみだあ!(2014年3月)
  2. きをつけておおかみだ!(2016年1月)
  3. ここから だしてくれ~! (2016年11月)
絵本「おおかみだあ!」の中身その2出典:セドリック・ラマディエ,ヴァンサン・ブルジョ『おおかみだあ!』/ポプラ社

「当たり前」に縛られない、新しい発想

『おおかみだあ!』は、新しい発想の絵本ですよね。
こういう試みって、個人的にとっても大好き!

一から新しいものをつくるのじゃなく、昔からあるものを新しくする。

それって簡単なようで、意外とむずかしいんです。
一旦、自分の先入観や固定観念をとっぱらわなくちゃいけないから。

ぼくらは、思い込みの生き物。
「こういうもの」と決めつけて、自分のなかの「常識」に縛られてしまいがち。

だからね、新しい発想や、自分と違う価値観を受け入れられない
ついつい「最近の若いもんは~」なんて言っちゃいますもんね。

もちろん古いものには古いもののよさがあります。
けっして「新しい」=「良い」ではないんですけど。

でもさ、変わりたくなくても変わっていくんです。
「諸行無常」なんて言葉もあるけどさ、時代の流れに変化は付きもの。

それこそ、絵本のおおかみみたいに、時間はだんだん迫っくるんだから。

要はね、「当たり前」で思考停止して、古い価値観に固執しないってこと。
新しいものを受け入れられるように、常に心を開いておくこと。

おおかみが目の前まで来たら、絵本を閉じていなくならしちゃう。
それぐらい頭は柔軟にしておかないとね。

じゃないとさ、いざという時、おおかみに食べられちゃうよ!

以上、傾けてゆらして追っ払え!新感覚の仕掛けが楽しい参加型絵本『おおかみだあ!』のご紹介でした。

おしまい。

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