絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

失敗しても大丈夫、焦らずいこう! マイペースな脱力系絵本『ぼちぼちいこか』

絵本「ぼちぼちいこか」の表紙

出典:マイク・セイラー,ロバート・グロスマン『ぼちぼちいこか』/偕成社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『ぼちぼちいこか』のご紹介です。

カバくんがさまざまな仕事に挑戦しては失敗を繰り返します。
何度転んでも立ち上がるマイペースさに元気をもらえますよ。

子供が読んでもコミカルなカバくんを見て楽しめる。
大人が読むとまた違った感じ方や考え方ができる。

「焦らずに無理せずぼちぼちいこう」
そんな優しい声が聞こえてきそうな、人気の絵本です。

絵本『ぼちぼちいこか』の情報

原題:What Can A Hippopotamus Be?
著者:マイク・セイラー/作 ロバート・グロスマン/絵 いまえ よしとも/訳
出版社:偕成社
出版年:1980年6月
ページ数:32ページ
対象年齢:3歳から

『ぼちぼちいこか』のあらすじ

「ぼく、しょうぼうしになれるやろか」
「なれへんかったわ」

「ふなのりは、どうやろか」
「どうもこうも あらへん」

パイロット、バレリーナ、ピアニスト、カウボーイ、宇宙飛行士。
カバくんは自分に向いている仕事を探していろいろなことにチャレンジします。

だけど、どれも上手くいきません。

「どないしたら  ええのんやろう」
困ったカバくんは「ええこと」を思いつきます。

その「ええこと」とは……
あれ? 一休み?

絵本「ぼちぼちいこか」の中身その1出典:マイク・セイラー,ロバート・グロスマン『ぼちぼちいこか』/偕成社

絵本『ぼちぼちいこか』の内容と感想

カバくんがいろんな職業にチャレンジしては失敗してしまいます。
だけどそこに悲壮感はなく、ユーモラスな姿で魅力的に描かれています。

関西弁の翻訳が、マイペースなカバくんにぴったり。

「焦らずにゆっくりといこう」
「自分のペースでぼちぼちいこう」

絵本を読んでいると、そんなメッセージが伝わってきます。

子どもだけじゃなく、時間に追われて過ごしている大人や、失敗を恐れてチャレンジできないでいる人にも読んでほしい1冊ですね。

絵本「ぼちぼちいこか」の中身その2出典:マイク・セイラー,ロバート・グロスマン『ぼちぼちいこか』/偕成社

ぼちぼちいこう

「自分は何に向いているんだろう?」
「私のやりたいことって何だろう?」


誰だって一度くらいは考えたことがあるんじゃないでしょうか?

あれも違う、これも違う。
絵本にでてくるカバくんのようになかなか選べないものですよね。

あるかもしれなかった未来。
そうなっているかもしれなかった自分。

「もしあのとき違う道を選んでいれば」
そうやって自信が持てずに何も選べないでいる。


選択することで自ら他の可能性を消してしまう。
選ぶということは、それ以外を諦めることでもあるから。

迷って悩んで、本当にこれでよかったのかと、どこまでいっても正解なんてなくて。

ぼくの場合、最終的に選んだのが子どもの頃から大好きだった絵本の世界だったのだけど、今になって思うと、結局は何を選ぶかより選んだ道をどう生きるかが大切なんだと感じています。

完ぺきなモノなんてなくて、どんなことにも嫌なことや苦しいことある。
楽しい方を選ぶんじゃなくて、選んだ方を楽しくする。

そんなふうに考えれば少し気持ちが楽になりますから。
ぼくも絵本の世界で焦らずに、自分のペースでのんびりと歩いていきたいと思います。

ま、ぼちぼちいこか、ということや。

以上、失敗しても大丈夫、焦らずいこう! マイペースな脱力系絵本『ぼちぼちいこか』のご紹介でした。

おしまい。

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