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食べ物の中に入っちゃえ! 食いしん坊の愉快な妄想絵本『おいしそうなしろくま』

2017年3月16日

絵本「おいしそうなしろくま」の表紙

出典:柴田 ケイコ『おいしそうなしろくま』/PHP研究所

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『おいしそうなしろくま』のご紹介です。

「たべものの なかに はいってみたら どんな かんじかな?」
そんな思いつきからはじまる、食いしん坊なしろくまの愉快な妄想物語。

しろくまが食べ物の中に入って、全身でおいしさを味わいます。

読み聞かせしているとお腹がすいてきちゃうかも……!?
ちょっぴりおバカでユーモアたっぷりの愉快な1冊です。

絵本の情報

著者:柴田 ケイコ/作
出版社:PHP研究所
出版年:2017年1月
ページ数:32ページ
対象年齢:4歳から

あらすじ

おいしいものを食べるのがだ〜い好きなしろくま。
みんなから「くいしんぼうのしろくま」と呼ばれています。

ある日、しろくまは思いました。

「たべものの なかに はいってみたら どんな かんじかな?」
想像しただけでヨダレがでちゃう……

ここからしろくまの幸せな想像がはじまります。

ふわふわしてあったかい「ごはん」の中に入ってみたり。
体と心をぽかぽかにしてくれる「みそしる」につかってみたり。

たまごやき、コロッケ、てんどん、うどん、スパゲッティ……
しろくまのちょっぴりおバカな想像はまだまだ続きます。

「ぐう〜」

あ〜、想像するのは楽しいけど、お腹がペコペコになっちゃった……
さて、今日の夜ごはんは何かな?

絵本「おいしそうなしろくま」の中身その1出典:柴田 ケイコ『おいしそうなしろくま』/PHP研究所

内容と感想

おいしそうな……しろくま?
まずはタイトルから違和感を感じてしまうかもしれません。

だけどね、ご安心ください!
ほんとにしろくまが美味しそうに仕上がってますから(笑)

自他ともに認める食いしん坊の白くま。
食べるだけでは飽き足らず、自分が中に入る想像を繰り広げます。

想像というのか、妄想というべきか……
食べ物の中に入ってみたらという発想がもう食いしん坊ならではですね。

ごはん、みそしるにはじまり、たまごやき、コロッケと、定番のおかず。
お次は天丼、うどん、スパゲッティ、お寿司と、炭水化物が続きます。

最後は肉まん、おでん、パンにポップコーン、おもち。
さすがは食いしん坊、想像力が止まりません!

身体全体をつかって食べ物を味わうなんてなんて贅沢なんでしょう。

白い体がご飯に溶け込んだり、生クリームやおもちに見えたりと。
なんだか妙にマッチするのも見ていておかしいですよね。

「食べ物で遊んではいけません」なんて怒られちゃいそうですけど……

いつのまにやらちゃっかり家族も混じっているのもポイント。
ユーモアたっぷりの愉快な1冊です。

絵本「おいしそうなしろくま」の中身その2出典:柴田 ケイコ『おいしそうなしろくま』/PHP研究所

「おいしい!」は「しあわせ!」

「おいしい!」と「しあわせ!」って、似ていると思いませんか?

おいしいものを食べてるときってしあわせですもんね。
しろくまの満足そうな顔をみていれば一目瞭然です。

「しあわせ」=「おいしい」ではないけれど。
「おいしい」=「しあわせ」は成立しますから。

高級な料理じゃなくても、豪華な食事じゃなくても。
性別も国境もぜんぜん関係なくて。

「おいしい!」はみんなにしあわせを運んでくれます。

おいしいものを食べたて満たされたとき。
食の幸せが人間の原点なんだなあ、としみじみ思います。

ときには落ち込んじゃうこともあるけどさ。
そんなときこそおいしいものをお腹いっぱい食べよう。

きっと元気になるよ。

だけど食べ過ぎには注意してくださいね。
絵本のしろくまみたいにプクプクと大きくなっちゃいますからね。

以上、食べ物の中に入っちゃえ! 食いしん坊の愉快な妄想絵本『おいしそうなしろくま』
のご紹介でした。

おしまい。

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