絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

恋をしているすべての人へ 純粋なまでの「好き」を描いた愛の絵本『すきになったら』

2017年3月17日

絵本「すきになったら」の表紙

出典:ヒグチ ユウコ『すきになったら』/ブロンズ新社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『すきになったら』のご紹介です。

少女とワニの愛の物語。
誠実で純粋なまでの「すき」という気持ちがあふれた作品です。

恋をしている人、好きな相手がいる人。
愛することを経験したすべての人に読んでほしい絵本。

素敵な愛がぎっしり詰まった珠玉の1冊です。

絵本の情報

著者:ヒグチ ユウコ/作
出版社:ブロンズ新社
出版年:2016年9月
ページ数:32ページ
対象年齢:大人向け

あらすじ

少女がワニに恋をしました。

好きになったら相手のこが知りたくなって。
その人のことを理解したくなって。

近づいてみたり、マネをしてみたり。

わたしのことを知ってほしいし。
一緒に笑ったり、悲しみを共有したい。

好きになるといろんな感情があふれてきて。
あなたのことを想うと心があたたかくなるし、毎日がしあわせ。

いつもどうしてるかなって考えてしまう……
だって、ずっと一緒にいたいから。

絵本「すきになったら」の中身その1出典:ヒグチ ユウコ『すきになったら』/ブロンズ新社

内容と感想

ワニに恋をした少女のお話。
甘ずっぱくて胸がキュッと苦しくなるようなピュアな愛。

「好きになったら知りたくなる」
「すべてを2人で共有したくなる」

そんな恋をした人なら誰もが共感できる恋心が描かれています。

誰かを好きになるって、一瞬で世界を変えてしまうことがあって。
すべてを飲み込むほどの大きなパワーがあって。

繊細で美しさすら感じる「すき」という気持ちがいっぱい詰まった1冊です。

人間の少女とワニという恋。
その一見アンバランスな組み合わせも印象的ですね。

はじめの少女とワニの微妙な距離感から、だんだん縮んでいく様子もみどころ。

緻密で細部まで丁寧に描かれたイラスト。
どちらかというと大人向けの絵本でしょうか。

恋をしているすべての人へに読んでほしい。
心を揺さぶる愛の絵本。

絵本「すきになったら」の中身その2出典:ヒグチ ユウコ『すきになったら』/ブロンズ新社

好きになるということ

好きって何なんでしょうね……。

唐突にはじまって。
自分ではコントロールができなくて。

恋は盲目なんて言葉があるけれど、誰かを好きになるとその人しか見えなくなる。

絵本の少女もワニのことが好きで好きでたまらなくて。
ずっと相手のことばかり考えていますよね。

ときとして、好きという感情は身勝手な思いにつながることもあって。

「愛されたい」
「求められたい」

そんな思いに心が支配されて、つい求めるばかりが先行してしまう。

「これだけしてあげたのだから」
そうやって見返りを求めてしまったりして。

でもね、誰かを好きになるって、そんな苦しいものじゃないんじゃないですよね。

絵本の少女みたいにさ。
「すき」って、心がポカポカと幸せな気持ちになれるものだよ。

求める恋から与える愛に。

それ甘やかすこととは違って、お互いを尊重しあえる関係。
相手のよろこびが自分のよろこびになる、あたたかなつながり。

愛して愛されて、ぼくたちはこれからも生きていく。
すきになるって幸せなことなんだから。

以上、恋をしているすべての人へ 純粋なまでの「好き」を描いた愛の絵本『すきになったら』のご紹介でした。

おしまい。

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