出典:いわむら かずお『14ひきのもちつき』/童心社
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『14ひきのもちつき』のご紹介です。
「14ひきのシリーズ」の第12作目!
今回は、ねずみの家族のお餅つきです。
美しい自然の風景、家族団らんの様子。
そして、おいしそうなお餅を目でみて味わえる1冊。
心があたたかくなる、冬にぴったりな絵本です。
絵本『14ひきのもちつき』の情報
『14ひきのもちつき』のあらすじ
「かーん こーん」
ねずみの14匹家族のお父さんが、朝から薪割りをしています。
かまどに火を入れたおじいさん。
「おはよう」
まずは、いっくんが起きてきて、子どたちも目を覚まします。
みんな早起きでえらいね。
だって今日は、お餅つきの日だから!
お米の準備をしたり、杵や臼をはこんだり。
みんなで分担して用意をします。
さぁ、お米がふけたし準備は万端。
いよいよ餅つきのはじまりです!
「ぺったん とったん」
まずはお父さんがついて、お母さんがこねどり。
「ぺったん とったん」
今度は、いっくん、さっちゃんがお餅つき。
みんな順番交代で「ぺったん とったん」
お餅がつけたら「くるん、くるん」と、まーるくちぎって。
あんころ餅、きなこもち、くるみ餅をつくります。
いただきまーす!
つきたてのお餅はおいしいね。
もうすぐお正月、うれしいな!
絵本『14ひきのもちつき』の内容と感想
「14ひきのシリーズ」の第12作目!
今回のねずみの家族はお餅つきです。
年の瀬の行事のいえば「お餅つき」は外せませんね!
ちゃんとお米の下準備をして炊くところ。
臼の下にワラの座布団を敷いたり、ついたお餅をのしたりと。
朝早くから準備がはじまって、1日かけてお餅を味わうまでが丁寧に描かれていきます。
お姉さんのさっちゃんは、お母さんやおばあさんと一緒にお米の準備。
小さな子どもたちも、それぞれ自分のできることでお手伝いしてえらい!
そんな、いっくんからとっくんまで10人の子どもたちの動向も見どころ。
各ページでそれぞれ何をしているのかチェックするのも、このシリーズの楽しみ方です。
ずっと目で追っているうちに、気分はすっかり家族の一員みたいですね。
そして、つきたてのお餅のおいしそうなこと!
お餅が食べたくなること間違いなし!の、お腹がすいてくる1冊。
美しい自然描写と家族の温もり。
読むうちに心があたたかくなる、冬にぴったりな絵本です。
続編・シリーズ作品
【14ひきのシリーズ】
- 14ひきのひっこし(1983年7月)
- 14ひきのあさごはん(1983年7月)
- 14ひきのやまいも(1984年7月)
- 14ひきのさむいふゆ(1985年11月)
- 14ひきのぴくにっく(1986年11月)
- 14ひきのおつきみ(1988年6月)
- 14ひきのせんたく(1990年5月)
- 14ひきのあきまつり(1992年10月)
- 14ひきのこもりうた(1994年7月)
- 14ひきのかぼちゃ(1997年4月)
- 14ひきのとんぼいけ(2002年6月)
- 14ひきのもちつき(2007年11月)
・家族っていいな!1日のはじまりに元気をもらえる絵本『14ひきのあさごはん』
・さあ、お弁当を持って出かけよう! 春のよろこび溢れるさわやか絵本『14ひきのぴくにっく』
・今夜はまんまるお月さま 自然の美しさと家族愛がつまった絵本『14ひきのおつきみ』
・わっしょいわっしょい! 豊かな秋の惠みがつまった楽し気な絵本『14ひきのあきまつり』
ぺったん とったん おもちつき
みなさんは「餅つき」してますか?
餅つきといえば、年末の楽しい行事のひとつですよね。
ぼくがこどもの頃はわりと目にした記憶があるんですけどね。
だけど今ではあんまり見かけることも少なくなってきました。
だからこそ、ぼくはずっと思っていたんです。
「餅つきがしたい!」と。
子どもができたら杵と臼を用意して。
友だち家族なんかも招待して。
ワイワイウキウキ、お餅つきがしたかった!
そしてついに今年こそはと、杵と臼を買っちゃいました!
まあ、少人数用の小さめのですけどね。
そしてふと気がつきましたよ。
そういえば、餅つきの準備の仕方ってよく知らない……
だけど大丈夫!
『14ひきのもちつき』にすべて描かれていますから。
お米の下準備やお餅のつき方、ついたお餅をのす方法までしっかりと。
ねずみの家族みたいに、ちゃんと分担して用意して。
「ぺったん とったん」お餅をついて。
きな粉、あんこ、お雑煮。
考えただけで今から楽しみ!
あー、正月はまた太っちゃいそうだなあ……
以上、ぺったん とったん 正月前の楽しい家族行事を描いた絵本『14ひきのもちつき』のご紹介でした。
おしまい。
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