絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

厳しい自然のなかを楽しく暮らす4ひきのカエルのお話 絵本『ゆかいなかえる』

絵本「ゆかいなかえる」の表紙出典:ジュリエット・キープス『ゆかいなかえる』/福音館書店

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『ゆかいなかえる』のご紹介です。

いつも危険と隣り合わせ自然のなか。
生きることを謳歌している4匹のゆかいなかえるのお話。

リズム感のある文章と、生き生きと遊ぶ、のびやかなかえるたち。
そんな彼らをユーモラスに描いた、楽しい1冊です。

スポンサードリンク

絵本『ゆかいなかえる』の情報

原題:Frogs Merry
著者:ジュリエット・キープス/作 石井 桃子/訳
出版社:福音館書店
出版年:1964年7月
ページ数:24ページ
対象年齢:3歳から

『ゆかいなかえる』のあらすじ

水のなかに小さなたまご。
魚がやって来て「ぱくっ」と食べちゃった。

でも、4つのたまごだけ流れていったよ。
そのたまごが大きくなって、しっぽがついたらおたまじゃくし!

それに2本のあと足が生え、まえ足も2本生えると。
しっぽがどんどん縮んで……

やあ、かえるさん「こんにちは!」

4ひきのかえるたちは、潜って泳いで跳ねて。
競争したり、かくしっこして楽しく遊びます。

だけど、かえるたちの住むところは危険がいっぱい。
さぎやカメ、そして暗くなると夜の動物たち……

それでもゆかいに生きるかえるたち。
冬になったらあたたかい土のなかで「おやすみなさい」

絵本「ゆかいなかえる」の中身その1出典:ジュリエット・キープス『ゆかいなかえる』/福音館書店

絵本『ゆかいなかえる』の内容と感想

福音館書店「世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本」の1冊。
自然界の厳しさのなか、楽しくゆかいに暮らす4ひきのかえるの物語です。

緑、青、白、黒の4色のみで彩色されたイラストと、リズム感のある心地のいい文章。
生き生きと遊ぶ、のびやかなかえるたちをユーモラスに描いています。

かえるたちは遊びが大好き。
水面に浮かぶ流木まで競争したり、かたつむりのかくしっこうをしたり。

「ひいらいた ひいらいた」と歌いながらぐるぐる回って。
かと思ったら、手をはなして「ぱしゃん!」としりもち。

絵本ごしでも、4ひきの楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
水の中なのに「しりもち」という表現は、なんだかおかしい気もしますけどね。

だけど、かえるたちも遊んでばかりではありません。
大きな生き物たちが、かえるを食べようと狙っているから……

さぎやカメ、ねずみにうさぎ、フクロウもかえるを食べる。
だけど、かえるだってトンボのたまごを食べる。

かわいそうな気もするけど、それが自然の摂理ですから。

弱肉強食や食物連鎖、冬眠など、読んで学べる。
かえるの誕生から1年を語った、科学絵本の要素を含んだ1冊。

ゆかいなかえるたちを通して、自然と生き物の生態に興味が持てるロングセラー絵本です。

受賞歴

  • 厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
  • 日本図書館協会推薦図書
絵本「ゆかいなかえる」の中身その2出典:ジュリエット・キープス『ゆかいなかえる』/福音館書店

楽しく愉快にユーモア持って!

生きていれば楽しいことばかりではありませんよね。
人生、何が起こるかわかりませんから。

絵本のかえるたちほどじゃないにしても、日々の暮らしの中にも危険は潜んでいるもので。
ときには理不尽なことや傷つくことだってあるかもしれない。

でもね、だからってビクビクしてたって仕方がない。
危険だからってずっと家にこもってるわけにもいかないんだから。

人生を楽しまなくちゃ!
生きることをちゃんと謳歌しなくちゃ!

4ひきのかえるたちみたいにさ。
ユーモアをもって笑顔で明るく。

何があるかわからないこそ、今を精一杯に生きるってこと。
たとえ今日が最後の1日だったとしても、後悔のないようにしたいよね。

「生きる」って楽しいことで、素晴らしいことなんだ。

何も恐れる必要なんてないんだよ。
1人じゃ厳しいことだって、手を取り合えば何とかなるもんだから。

以上、厳しい自然のなかを楽しく暮らす4ひきのカエルのお話 絵本『ゆかいなかえる』のご紹介でした。

おしまい。

この記事が気に入ったら
いいね!してみよう

Twitter で

コメントを書く

*

FACEBOOKでコメントを書く