出典:ますだ ゆうこ,たちもと みちこ『ハロウィンドキドキおばけの日!』/文溪堂
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『ハロウィンドキドキおばけの日!』のご紹介です。
こわがりな男の子と、こわがりなおばけのお話。
ちょっぴりホラーなドキドキする作品です。
おばけの仮装衣装のつくり方や、簡単なハロウィン料理など。
物語のなかにハロウィンの知識が満載ですよ!
子どもが大人と一緒に、楽しんで学べる「トリック オア トリート!」な1冊。
楽しいおまけがいっぱいのハロウィン絵本です。
絵本『ハロウィンドキドキおばけの日!』の情報
出版社:文溪堂
出版年:2008年10月
ページ数:31ページ
おすすめ対象年齢:4歳~小学校低学年
読み聞かせ:3歳から
『ハロウィンドキドキおばけの日!』のあらすじ
とっても怖がりな男の子のレイ。
ハロウィンがちかづくと憂鬱になっていまします。
だっておばけとか悪霊とか、この世で1番だいっきらいだから!
だけど友だちは、どんな仮装をするかで大盛りあがり。
しかたなく地味なおばけの格好をすることに。
するとその日の夜、レイの衣装そっくりの、こわがりおばけのシェイクがやってきます。
いじわるなちびドラキュラのブルードに、人間の血を集めるよう脅されたんだそう。
こわがり同士、意気投合してすぐに仲よくなりました。
さっそくふたりは、ハロウィンに備えてジャックオーランタンをつくります。
するとジャックがしゃべりだして、3人でブルードをやっつける約束をします。
10月31日、ハロウィンの日。
「トリック オア トリート! おかしをくれなきゃ いたずらするぞ」
仮装をして近所の家をまわったあとは、おうちでパーティー。
そしてパーティーが終わり、みんなが寝静まった真夜中です。
いじわるなちびドラキュラのブルードが、シェイクのもとにやってきました。
さあ3人は、見事ブルードをやっつけることができるのでしょうか……?
絵本『ハロウィンドキドキおばけの日!』の内容と感想
「ハロウィンって何?」
「ハロウィンってどんなことするの?」
そんな疑問に答えてくれるハロウィン絵本。
こわがりレイと、こわがりシェイクと一緒にドキドキできるよ。
ハロウィンの起源や豆知識、仮装衣装からジャックオーランタンのつくり方まで。
この1冊でハロウィンのことが分かっちゃう!
楽しみながら学べるおすすめの1冊です。
ページをめくれば、どこもハロウィン一色。
ミイラおとこにフランケンシュタイン、魔女におばけ。
パーティーの食事は悪魔のたまご、血まみれホットドッグや吸血鬼パンチ……
ホラーだけど、こわくないから大丈夫。
そして物語にそって、つくりかたの紹介があるのも、みどころです。
きっとマネしてつくってみたくなりますよ。
巻末のおまけに、ハロウィンの迷信とおまじないと、恋愛のおまじない。
魔女に会えるおまじないは1度ためしてみたいですね。
最後は作中に登場した、ハロウィンパーティーにおすすめの料理レシピも載っています。
ハロウィンが楽しみになる絵本ですよ。
続編・シリーズ作品
【「ますだゆうこ&たちもとみちこの絵本」シリーズ】
- ハロウィンドキドキおばけの日!(2008年10月)
- クリスマスわくわくサンタの日!(2009年11月)
- たなばたウキウキねがいごとの日!(2010年6月)
- ひなまつりルンルンおんなのこの日!(2012年2月)
- せつぶんワイワイまめまきの日!(2013年1月)
- おしょうがつおめでとうはじまりの日!(2014年1月)
- 七五三すくすくおいわいの日!(2014年11月)
- おぼんぼんぼんぼんおどりの日!(2015年8月)
- イースターハッピーふっかつの日!(2017年3月)
ハッピーハロウィーン!
西洋の収穫祭、ハロウィン!
だいぶ日本でも浸透しましたね。
まあ「トリックオアトリート」と言って、家に訪ねている子どもはあまり見かけませんけどね。
日本ではコスプレイベントみたいな定着の仕方なのかな。
テーマパークでも街中でも、いろんな衣装に身を包んで華やか。
10月末の土日なんかは、みんな思い思いの衣装に仮装して楽しんでますね。
簡単にいつもと違う自分になれる日。
そして、それを公然とやっても許される日。
ぼくたちはどこかで自分じゃない誰かにあこがれているのかな。
みんな少なからず、変身願望みたいなものがあるんだろうね。
いつのまにかつくりあげちゃった「自分らしさ」みたいなものをさ。
ぜんぶ脱ぎ捨てて身軽になりたいと思うときもあったりしてね
なーんて、結局みんな単純にはしゃぎたいだけなんだろうけど。
人生なんて楽しまなきゃ損だしね!
さて、今年のハロウィンはどんな仮装をしようかな?
「ハッピーハロウィーン!」
以上、トリック オア トリート!楽しく学べるハロウィン絵本『ハロウィンドキドキおばけの日!』のご紹介でした。
おしまい。
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