![ninjin.top 絵本「にんじん」の表紙](https://ehonsanpo.com/wp-content/uploads/2017/06/ninjin.top_.jpg)
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『にんじん』のご紹介です。
切り絵で描かれた、あたたかみのあるイラストが素敵な1冊。
にんじん好きなたくさんの動物たちが登場しますよ。
「好き嫌いせずに食べてほしい」
「にんじんを残さず食べてほしい」
そんな親の願いが詰まった、ロングセラー絵本です。
絵本『にんじん』の情報
『にんじん』のあらすじ
「にんじんの すきなこ だあれ」
ウマさんかな?
たしかにウマさんはにんじんが好きだよね。
キリンさんは?
うんうん、キリンさんもにんじん好きだよね。
おさるさんだって、にんじん好きでしょ。
ああ、ブタさんはもちろんにんじん好きかな。
カバさんだってきっとにんじん好きかもね。
小さいにんじんはねずみさんに。
大きいにんじんはゾウさんに。
だけど、にんじん1番好きなこだあれ?
あ、ウサギさんたち!
すっかりを忘れていたね。
「にんじん すきな うさぎさん みたいな げんきなこ だあれ」
![ninjin.1 絵本「にんじん」の中身その1](https://ehonsanpo.com/wp-content/uploads/2017/06/ninjin.1.jpg)
絵本『にんじん』の内容と感想
「にんじんきら〜い」
「やさいはいや〜」
そんな子どもに「にんじんっておいしいだよ」と、伝えるのにぴったりな一冊。
「しつけ絵本」として取り上げられることも多い作品ですね。
にんじん好きな動物たちが次から次へとやって来ます。
ウマ、キリン、サル、ブタ、カバ、ネズミ、ゾウ、ウサギ。
たくさんの動物たちが登場するので、見ていて楽しくなります。
ウマの頭には黄色い帽子、ブタのしっぽには青いリボン。
ネズミは赤と黒のチェックのベストを着ていたりと。
それぞれワンポイントがあったりして可愛らしい。
切り絵で描かれた風合いが、あたたかみを感じさせますね。
発行部数は147万部のミリオンセラー*1。
「元気に育ってほしい」
「楽しくご飯を食べてほしい」
そんな我が子の幸せを願う、すべてのママやパパに届いてほしい1冊。
子どもから大人気、ロングセラーの食育絵本です。
続編・シリーズ作品
【「いやだいやだのえほん」シリーズ】
- いやだいやだ(1969年11月)
- にんじん(1969年11月)
- ねないこ だれだ(1969年11月)
- もじゃ もじゃ(1969年11月月)
![ninjin.2 絵本「にんじん」の中身その2](https://ehonsanpo.com/wp-content/uploads/2017/06/ninjin.2.jpg)
にんじんも笑顔で食べて
子どもって嫌いなものはなかなか食べてくれないんですよね。
うちの娘も例に漏れず、嫌いなものは絶対食べない。
食が細い方で、好き嫌いも多くて。
さらにイヤイヤ期、真っ最中!
気に入らないと、フォークもスプーンもおかずも何でも捨てる。
ポイポイ床に落とすもんだから、娘の机の下はもう悲惨なことに……
親としては何としたいと思って、つい小言も増えちゃう。
ほんとはガミガミ言いたくないんですけどねえ……
「ぜんぶ食べさせなきゃ」
「きれいに食べるようにしつけないと」
そうやって思い詰めてしまいがちだったりして。
でも最近、子育てのコツは力を抜くことなのかと思うようにになってきた。
イライラしててもお互いに良いことなんてないしさ。
少しぐらい食べ残しても汚くても、大した問題じゃないんですよね。
「ごはんは楽しい」
「一緒に食べるのは楽しい」
そんなことを教えるほうがずっと大事。
たしかにマナーも大切なのかもしれないけど、神経質になりすぎても仕方がない。
好きな人と、好きなものを食べて、笑顔でいられる方がずっといいんですから。
まあ、ニンジンだって、そのうち食べてくれるようになるよね。
以上、にんじん好きなこだあれ? ロングセラーの食育絵本『にんじん』のご紹介でした。
おしまい。
*1:トーハン「ミリオンぶっく2018年版」のデータを元に記載しています。
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