絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

可能性は無限大?創造力を育む哲学絵本『りんごかもしれない』

絵本「りんごかもしれない」の表紙

出典:ヨシタケシンスケ『りんごかもしれない』/ブロンズ新社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『りんごかもしれない』のご紹介です。

たったひとつのりんごからはじまる、想像力の果てなき世界。
どこにでもあるような小さなの疑問から生まれる発想とへんてこなアイデア。

りんごひとつで、こんなに話が広がるなんて!

妄想?発想力?
それとも哲学?

考える頭があれば、世の中はこんなにもおもしろい。
大人気!ヨシタケシンスケの発想絵本。

絵本『りんごかもしれない』の情報

著者:ヨシタケシンスケ/作
出版社:ブロンズ新社
出版年:2013年4月
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:5歳6歳大人
読み聞かせ:4歳から

『りんごかもしれない』のあらすじ

ある日学校から帰ってくると。
テーブルの上にりんごがおいてあった。 

……でも……もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。

りんごがりんごであることを疑う男の子。
その想像は、とどまるところを知らずにみるみる広がっていきます。

これは大きなサクランボのいちぶかもしれない。
ひょっとして、赤い魚が丸まっているのかもしれない。

りんごの形をしたメカかもしれないし、育てると大きな家になるかもしれない。
本当は宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない。

「らんご」「るんご」「れんご」に「ろんご」?
いろんなおかしな形をしたりんごの兄弟たちまで現れて……

そもそも何でここにあるんだろう?

考えているとだんだんお腹が空いてきて。
男の子が思い切って、ひとくちかじってみると……

「考える」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本ここに開幕。

絵本『りんごかもしれない』の内容と感想

絵本界の奇才、ヨシタケシンスケさんの大ヒットデビュー作!

どんどんふくらむ予想だにしない想像力。
大暴走する常識はずれな展開に引き込まれること間違いなし!

ヨシタケシンスケさんらしいデフォルメされた親しみやすくて憎めないイラスト。
その丁度いいゆるさが絵本の雰囲気にぴったりですね。

『It might be an Apple』というタイトルで英語版も出版されています。

子ども大人も楽しめる!
凝り固まった頭を柔らかくしてくれる!?

どこにでもある何の変哲もないりんごでこんなにも楽しめる。
笑いと、ある意味感動を与えてくれる、そんな不思議な絵本です。

受賞歴

  • 第6回 MOE絵本屋さん大賞 第1位
  • 第4回 リブロ絵本大賞 第2位
  • 第2回 静岡書店大賞児童書新作部門 第3位
  • 第7回 この本よかっ! 第2位
  • 第61回 産経児童出版文化賞・美術賞 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財
  • 第3回 街の本屋さんが選んだ絵本大賞 キラキラ絵本賞
  • 第5回 ようちえん絵本大賞 第3位

続編・シリーズ作品
【「発想えほん」シリーズ】

  1. りんごかもしれない(2013年4月)
  2. ぼくのニセモノをつくるには(2014年9月)
  3. このあとどうしちゃおう(2016年4月)
絵本「りんごかもしれない」の中身出典:ヨシタケシンスケ『りんごかもしれない』/ブロンズ新社

可能性は無限大?!

長く生きてると、つい「こういうもんだ」と物事を決めつけてしまいがち。

ぼくたちの中の当たり前。
実はそうじゃないかもしれない。

目の前に広がる景色が当然のように存在するのも。
当たり前だと信じている暮らしや日常も。

そんなの全部、ただの思いこみ。
本当はまったく違うものなのかもしれない。

絵本の中のりんごのように、空は青くないかもしれないし、いつか落っこちてくるかもしれない。

「常識」「経験」
そんな言葉で決めつけて、勝手に自分自身でふたをしてしまっているだけ。

「現実は心を写す鏡 」なんて言葉もあります。
もしも退屈だったり苦手なことがあるのなら、それすらも想像力しだい。

つまらないものなんてなくて、自分次第でどんなものだって楽しくできるんです。

「可能性は無限大 !」
そんなことを考えさせられます 。

『りんごかもしれない』を読み終わったら世の中の見え方も変わるかも!?
そんなふうに思わせてくれる、すごい可能性を秘めた作品です。

でも実はただバカバカしいだけなのかもしれない。
いや、それでいて哲学的な絵本なのかもしれない。

でも、まぁ、全然そうじゃないかもしれない。

ちなみに絵本の中に登場するりんごの兄弟の中では「やんご」と「めんご」が個人的にはお気に入りです。

以上、可能性は無限大?創造力を育む哲学絵本『りんごかもしれない』 のご紹介でした。
おしまい。

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