出典:ジュディス・カー『わすれんぼうのねこモグ』/あすなろ書房
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『わすれんぼうのねこモグ』のご紹介です。
忘れん坊で愛嬌たっぷりな、ねこのモグ。
いつも失敗ばかりのうっかり屋さんが、大活躍します。
イギリスで、1970年の発刊以来35年以上も読まれているロングセラー。
世界中で愛されているぽっちゃりねこのお話です。
絵本『わすれんぼうのねこモグ』の情報
著者:ジュディス・カー/作 斎藤 倫子/訳
出版社:あすなろ書房
出版年:2007年10月
ページ数:40ページ
対象年齢:小学校低学年から
『わすれんぼうのねこモグ』のあらすじ
トーマス家の飼われている、ねこのモグ。
うっかり屋さんで、ちょっぴりおデブ。
そしてなにより、とっても忘れん坊。
ごはんを食べたことを忘れて、何度もおねだりしたり。
ねこ用のドアの存在を忘れてしまって家に入れなくなったり。
あまりかしこいねことは言えませんが、大事な家族の一員です。
だけど近頃、ドジばかり。
「まったく もう!こまった ねこだ!」
おとうさんやおかあさんから叱られます。
そのたびに子どもたちの、ニッキーとデビーにかばってもらっていたのだけど……
とうとう、デビーまで怒られてしまいました。
庭に飛び出してお家に入れなくなったモグ。
明かりのほうをみると……おうちのなかに泥棒が!
そうとは知らないモグは、窓を開けてもらおうと大きな声をだしますが……
![wasurenbou-nekomogu.1 絵本「わすれんぼうのねこモグ」の中身その1](https://ehonsanpo.com/wp-content/uploads/2017/06/wasurenbou-nekomogu.1.jpg)
絵本『わすれんぼうのねこモグ』の内容と感想
ちょっぴりおバカでかわいい、ぽっちゃりねこのモグ。
うっかり屋で忘れん坊なところがが幸いして、大活躍する物語。
物忘れが激しくて、今までやっていたことすぐに忘れてしまったり。
そのうえ、うっかり屋さんで、踏んづけてお花を枯らしてしまったり。
彼女自身にまったく悪気はないんだけどね……
失敗続きで、いつの間にかみんなを怒らせてしまいます。
それでものんびりした性格なのか、怒られたこと自体を忘れているのか……
本人はいたってのほほんと過ごしていますよね。
そしてタイトルどおり、モグの忘れん坊加減がなかなかすごい!
ごはんを食べたのを忘れるのはまだわかるとして。
自分が飛べないことを忘れて、空を飛ぼうとするのはさすがにバカすぎるでしょ……
まあでも、かわいいから許しちゃう!
そして最後のページの、モグのドヤ顔がなんともたまりません。
もう、モグをみているだけで癒されちゃいますね。
1970年にイギリスで刊行されて依頼、世界中でずっと愛され続けているロングセラー絵本です。
続編・シリーズ作品
【「わすれんぼうのねこモグ」シリーズ】
- わすれんぼうのねこモグ(2007年10月)
- モグのクリスマス(2007年11月)
- モグといたずらぎつね(2007年12月)
- モグとうさポン(2008年3月)
- モグ そらをとぶ(2008年5月)
![wasurenbou-nekomogu.2.jpg 絵本「わすれんぼうのねこモグ」の中身その2](https://ehonsanpo.com/wp-content/uploads/2017/06/wasurenbou-nekomogu.2.jpg)
うっかり忘れは誰にでもあるもんだ
みなさんは記憶力がいいほうですか?
それともよく物忘れしちゃうほうですか?
絵本のモグじゃないけどさ、つい忘れちゃうことってありますよね。
何度も同じミスを繰り返すのもどうかと思うけどさ。
誰だってうっかりすることぐらいありますもんね。
だって人間だもの。
だからね、ゴミの日にゴミを出し忘れることもあるんです……
玄関までゴミ袋を運んで、そのまま忘れちゃうことだってあるんです……
だって人間だもの。
つい、うっかりしちゃうことってあるんですよ!
だからさ、そういうときは怒っても仕方がないと思うんです。
ぼくだって、モグだって、悪気があってやってるんじゃないんですから。
あっ、あくまでも一般論ですよ!
だからまあ……あまり怒らないでほしいな……
はい、ごめんなさい。
以後、忘れないように気をつけます……
以上、うっかり屋さんが大活躍 イギリス生まれのロングセラー猫絵本『わすれんぼうのねこモグ』のご紹介でした。
おしまい。
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