絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

耳をすませば春の声 命の音がつまった絵本『はるのやまはザワザワ』

絵本「はるのやまはザワザワ」の表紙

出典:村上 康成『はるのやまはザワザワ』/徳間書店

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『はるのやまはザワザワ』のご紹介です。

聞こえてくる生き物たちの声。
心地よい木々の音や川の音。

命の芽吹く音がいっぱい詰まった1冊。
まるで子ぐまのグルルと一緒に、春の山で耳をすましているみたい。

絵本の中から、春の声がきこえるような爽やかな絵本です。

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絵本『はるのやまはザワザワ』の情報

著者:村上 康成/作
出版社:徳間書店
出版年:2001年1月
ページ数:24ページ
対象年齢:5歳から

『はるのやまはザワザワ』のあらすじ

寒くて静かな冬が終わって、すっかり春です。
1日中寝てばかりだった子ぐまのグルルも、ようやくお目ざめ。

ほら、耳をすましてごらん。
春の声がきこえるよ。

「ザワザワ ザワザワ」山の声。
太陽は「キラキラ」

鳥の声に、小川の雪どけの音。
いろんな音がきこえるよ。

そうだ、母さんとハチミツを探しに出かけよう。

ミツバチが「ブンブン」
つくしも「ツンツン」

春の山が楽しそうにうたってる。
春の山は命の音であふれている。

「はるの やまは ザワザワ ザワザワ」

絵本「はるのやまはザワザワ」の中身その1出典:村上 康成『はるのやまはザワザワ』/徳間書店

絵本『はるのやまはザワザワ』の内容と感想

冬眠から目ざめた子ぐまのグルルと一緒に、春の声を感じられるような絵本。

「ポカポカ」
「ザアザア」
「パッパッ」

数多くの擬音が登場するリズミカルな言葉と文章が印象的な1冊です。

キツツキ、やもめ、キツネにウサギ。
いろんな動物たちの躍動やなき声。

フキノトウ、たんぽぽ、つくしにブナの木。
春を彩るたくさんの植物たちの奏でる音。

耳をすましせばきこえてくる命の音。
そんな、たくさんの「音」や「声」と共に、心躍る春のすばらしさを伝えてくれます。

春の山はの温もり感じる素敵な絵本です。

絵本「はるのやまはザワザワ」の中身その2出典:村上 康成『はるのやまはザワザワ』/徳間書店

ほら、春の声がきこえるよ

みなさんにとって「春の声」って何ですか?
どんな音に春を感じますか?

小川のせせらぎ?
雪どけの音?

どれも案外「春」を代表するイメージではないですよね。
意外と春って連想できる音がないんです。

夏はセミの声だったり、秋はスズ虫の声だったり。
冬は街に流れるクリスマスソングや、逆にシーンとした静かな感じが冬らしい。

だけど春の音って「これ」っていうのがない。
でもね、最近思うんです。

慌しく過ぎる毎日。
ぼくたちは、ついわかりやすいものばかりに意識が向いてしまうけど。

耳をすませば聞こえてくる、小さくとも力強い命の音。
冬の間に蓄えた、生命の奏でる春の声。

それは決して、はっきりと聞こえる音ではないだけどね。

ふとした瞬間に。
何気ない日常の中にだって。

春の音は確かにきこえているんです。

絵本みたいに山に行かなくてもね。
都会の中にだって。

命の音があふれている。

ほら、立ち止まって耳をすましてみて。
春の声がきこえるよ。

以上、耳をすませば春の声 命の音がつまった絵本『はるのやまはザワザワ』のご紹介でした。

おしまい。

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