絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

知的好奇心を育てる 楽しく学べる科学絵本『しずくのぼうけん』

2017年2月13日

絵本「しずくのぼうけん」の表紙

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『しずくのぼうけん 』のご紹介です。

ポーランド生まれのロングセラー絵本。
一滴のしずくの冒険物語です。

温度や場所によって形を変える水の性質を楽しみながら学べる1冊。
子どもの好奇心を刺激する、大人気の科学絵本です

絵本の情報

原題:PRZYGODY KPOPLI WODY
著者:マリア・テルリコフスカ/作 ボフダン・ブテンコ/絵 内田 莉莎子/訳
出版社:福音館書店
出版年:1969年8月
ページ数:24ページ
対象年齢:4歳から

あらすじ

ある水曜日のこと。
おばさんのバケツから、ひとしずくの水が「ぴしゃん」と飛びだしました。

さあ、しずくの冒険のはじまりです!

さっそくホコリで汚れてしまった、しずく。
きれいな水に戻るためにクリーニング屋さんに行ったり、病院へ行ったり。

お日さまのあたたかさで蒸発してしまって空にのぼり、雲に乗り雨になり。
と思ったら、寒さに冷やされてカチコチの氷になったり……

転げて小川の中に入ったらグングン流されて、いつのまにやら台所の蛇口から飛びだしました。

さてさて、この先どんな冒険が待っているのでしょうか。
しずくの旅はまだまだ続きます。

絵本「しずくのぼうけん」の中身その1

内容と感想

水、氷、水蒸気。
温度や場所によって変化する水の性質を特性を、物語をとおして解説した絵本。

主人公のしずくが、いろんなところへ大冒険!

「このあとどうなるのかな?」
「しずくは大丈夫かな?」

ページをめくるたびにハラハラ、ドキドキ。
まるで詩のようなリズム感のある文章で、物語はテンポよく進んでいきます。

カラフルな色合いと、シンプルな線で描かれた主人公のしずく。
されど表情豊かでなんだかほっこりしちゃいます。

発行部数100万部を超えるミリオンセラー。

読み聞かせから好奇心を育む科学絵本。
発売してから40年以上も読まれている、ロングセラー作品です。

絵本「しずくのぼうけん」の中身その2

水のような生き方

水ってぼくたちが生きていくために必要で、とっても身近なもの。
だけどよく考えたら不思議だと思いませんか?

普段はあんなにシャバシャバなのに、冷やすと氷になってカチンコチンに固まって。
温めてあげると水蒸気になって、冷えるとまた水に戻って。

絵本のしずくも環境に応じで変化していましたもんね。
うーん、つくづく水って不思議……

それでいて形を変えて、器を選ばずどんなものにも、どんなところにも合わせることができます。
いつだって流動的だけど、水としての性質は忘れません。

なんにも縛られず何物にもとらわれない。
それなのに誰からも必要とされて、みんなの助けになっている。

昔の人の言葉にもあるけれど、たしかに水のような生き方ができれば素敵だろうなあ。

「こうあるべき」とか「こうでなければいけない」とか
そういった思い込みや先入観にいちいち振りまわされずに。

まわりに合わせながらもきちんと自分を持っている。
そんなふうに生きられたら理想的なんですけどね。

だからといって、ほんとうに水になって絵本のしずくのように生きるのは大変そう。
まあ、それはそれて楽しそうではあるけれど……

個人的にはずっと冒険の旅を続けるよりは、家族とのんびり過ごしていたいですかねえ。

以上、知的好奇心を育てる 楽しく学べる科学絵本『しずくのぼうけん』のご紹介でした。

おしまい。

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