絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

お友達と仲良くしたくなる!思いやりや優しさを感じる大人気の絵本『そらまめくんのベッド』

2017年2月8日

絵本「そらまめくんのベッド」の表紙

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『そらまめくんのベッド』のご紹介です。

大人気「そらまめくん」シリーズの1作目となる絵本。
いろんなお豆くんたちが登場するゆかいな物語です。

「そらまめくんのフカフカベッドで寝てみたい!」
そんなふうに思った人もきっと多いはず。

何度も読み返したくなること必須のおすすめの1冊です!
そらまめくんの成長をぜひご覧あれー。

絵本の情報

著者:なかや みわ/作
出版社:福音館書店
出版年:1999年9月
ページ数:28ページ
対象年齢:3歳から

あらすじ

そらまめくんには宝物がありました。
雲のようにふわふわで、綿のようにやわらかいお気に入りのベッド。

とっても大事にしていたので誰にも使わせたくありません。

えだまめくんが「ねむられておくれよ」とお願いしても。
「だめ、だめ。これは ぼくの たからものだもの」

グリーンピースの兄弟がやってきても。
「だめ、だめ。そんなに おおぜいでは ベッドが こわれてしまうよ」

さやえんどうさんがきても、ピーナッツくんがきても。
だめ、だめ。だめ、だめ。

そう言って誰にも使わせようとしませんでした。

あるとき、そらまめくんが大切にしていたベッドがなくなってしまいます。
慌てて辺りを探しても見つかりません。

「ない、ない。どこにも ないよー」

「ベッドをかしてくれなかったばつさ」
みんな口々に言い合いました。

だけど必死なそらまめくんをみかねて自分たちのベット貸してあげようとします。
ですがどれも、そらまめくんには合いません。

「もう、くたくただよ。つかれちゃった……」
そらまめくんがつぶやいたとき、ふと顔を上げるとそこにベッドが!

だけどベッドを使っていたのは……

絵本「そらまめくんのベッド」の中身その1

内容と感想

くれよんのくろくん』や『どんぐりむら』などのヒットシリーズを持つ、なかやみわさんの記念すべきデビュー作。

そら豆、枝豆、グリーンピース、さやえんどうにピーナッツ。
それぞれ形や大きさのちがう、かわいいお豆くんたちのお話です。

お友達が使っているものが気になって。
自分のおもちゃを誰にも使わせたくなくて。

「かして」
「だめ!」

そんな小さな子どもらしいやりとりが、読む人の共感をよびますね。

ベットがなくなっても、自業自得だと冷ややかに見ているだけだと思ったのに。
いつのまにか仲良くなっているところも、なんとも子どもらしい。

最後には、そらまめくんのフカフカベッドで、みんなで一緒に「おやすみなさい」

お豆くんたちの可愛らしいイラストもさることながら、そらまめくんの生活感が漂う小物が細かく描かれているのもポイントです。
そらまめくんの普段の暮らしが想像できて楽しいですね。

人気の「そらまめくん」シリーズ、第1作目。
『そらまめくんのベッド』だけでも125万部(2015年2月現在)を超えるミリオンセラー。

読んでいると、なんだかやさしい気持ちになれる素敵な絵本です。

続編・シリーズ作品
【そらまめくんシリーズ】

  1. そらまめくんのベッド(1999年9月)
  2. そらまめくんとめだかのこ(2000年9月)
  3. そらまめくんのぼくのいちにち(2006年6月)
  4. あそびにおいでよそらまめくんのおうち(2008年7月)
  5. そらまめくんとながいながいまめ(2009年4月)
  6. そらまめくんからおめでとう(2013年2月)
  7. そらまめくんのあたらしいベッド(2015年5月)

絵本「そらまめくんのベッド」の中身その2

みんなで仲良く

小さい子どもたちが集まっておもちゃ遊びなんかをしていると。
「かして」「いや!」みたいな、やりとりをよく目にします。

幼い子どもって「自分のもの」と「他人のもの」の境界線がまだわからなかったりして。

お友達のものを無理やりとりあげたり、自分ひとりで独占したり。
自分のおもちゃを誰かが使っていると泣いたり怒ったり。

順番に使ったり、みんな遊ぶことがなかなか上手にできなかったりするんですよね。
絵本のそらまめくんもお気に入りのベッドを誰にも使わせてあげません。

ひとりのお友達に「ダメ」と言ってしまった手前、他の子にも「いいよ」と言いだせなかったり。
意地になって素直になれなかったり。

大人になるにつれ、だんだんうまく対応できるようになってきて。
ルールや常識みたいなことが分かってくるというのあるんだろうけど。

「誰かと共有したい」
「みんなと分かち合いたい」

そんな気持ちに変わってくるからじゃないのかな。
それは「自慢したい」という感情ともまた違っていて。

自分という範囲が少しずつ広がっていくような感覚。
助けられたり支えられたりして、めばえてくる感情。

それに何より、みんなで一緒のほうがおもしろいですよね。
分かち合ったほうが、その分だけ楽しくなれます。

そらまめくんたちだって、みんなで一緒にベッドで寝て幸せそう。
きっといつもよりあたたかい気持ちで眠りについているんじゃないのかな。

以上、お友達と仲良くしたくなる!思いやりや優しさを感じる大人気の絵本『そらまめくんのベッド』のご紹介でした。

おしまい。

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