絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

眠りにつくその前に 世界中で愛される名作絵本『おやすみなさい おつきさま』

絵本「おやすみなさい おつきさま」の表紙出典:マーガレット・ワイズ・ブラウン、クレメント・ハード『おやすみなさい おつきさま』/評論社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『おやすみなさい おつきさま』のご紹介です。

子うさぎが眠りにつく前の、ひと時を描いた物語。
お部屋のなかのもの一つひとつに「おやすみなさい」のごあいさつ。

絵本を読んでいるうちに、一緒にウトウト……
寝かしつけの読み聞かせにもぴったりな1冊。

世界中で愛され、読みつがれている名作絵本です。

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絵本『おやすみなさい おつきさま』の情報

原題:Goodnight Moon
著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 クレメント・ハード/絵 せた ていじ/訳
出版社:評論社
出版年:1979年9月
ページ数:31ページ
対象年齢:1歳から

『おやすみなさい おつきさま』のあらすじ

夜が更けて、もうみんなおやすみの時間。
ベットのなかの子うさぎも、横になって寝る準備。

だけどまだ眠りたくないのかな。
みどりのお部屋の中のもの、一つひとつに「おやすみなさい」を言っていきます。

「おやすみ おへや」
「おやすみ おつきさま」

浮かんだ風船に、壁にかかった絵……
小物や目にうつるすべてに「おやすみなさい」のごあいさつ。

「おやすみ とけいさん」
「おやすみ くつした」

少しづつお月さまがのぼっていくよ。
少しづつお部屋が暗くなっていくよ。

そして、おしまいにはあちこちで聞こえる音にまで。
「おやすみなさい」

絵本「おやすみなさい おつきさま」の中身その1出典:マーガレット・ワイズ・ブラウン、クレメント・ハード『おやすみなさい おつきさま』/評論社

絵本『おやすみなさい おつきさま』の内容と感想

子うさぎが眠りにつく前の、ひと時を描いた物語。
お部屋のなかのもの一つひとつに「おやすみなさい」と言っていきます。

眠れないのかな?
まだ寝たくないのかな?

繰り返さる「おやすみなさい」は、まるで寝るための儀式をしているみたい。
物を大切にしている気持ちが伝わってきて、愛らしいですね。

見開きごとにカラーとモノクロが交互に展開されていきます。
そしてページが進むと、だんだんトーンを下げて、お部屋が暗くなっていく。

最後にはお部屋の中は真っ暗になり、暖炉の炎が燃えています。
窓の外ではくっきりと輝くお月さま。

そうして、子うさぎもいつのまに眠りにつきます。
きっと穏やかな気持ちで、素敵な夢をみれていることでしょうね……

アメリカで1000万部をこえるベストセラー。
オバマ大統領が「人生最初の1冊」とて紹介されました。

また、敬宮愛子さまのご誕生で、雅子さまが「思い出の宝物」と語られた作品。

寝かしつけの読み聞かせにもぴったりな1冊。
世界中で愛され、読みつがれているロングセラー絵本です。

絵本「おやすみなさい おつきさま」の中身その2出典:マーガレット・ワイズ・ブラウン、クレメント・ハード『おやすみなさい おつきさま』/評論社

おやすみなさい

「おやすみなさい」

それは、1日を締める大事な言葉。
今日の終わりを届ける贈りもの。

今日もいろんなことがあったよね。

楽しいことや不思議なこと。
困ったことや悲しかったこと。

きっと、いいことも悪いこともあったかな。
それでも「おやすみなさい」で今日が終わる。

また明日がはじまるんだから。
「おはよう!」と、また新しい1日が幕を開ける。

「おやすみなさい」は魔法の言葉。
どんな今日も昨日になるんだ。

さあ、「おやすみなさい」のごあいさつ。

ママにパパに、おじいちゃん、おばあちゃんに。
お気に入りのおもちゃにも、もちろん窓から見えるお月さまにも。

それじゃあまた明日。
「おやすみなさい」

以上、眠りにつくその前に 世界中で愛される名作絵本『おやすみなさい おつきさま』のご紹介でした。

おしまい。

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