絵本さんぽ

〜絵本ソムリエのおすすめ絵本紹介〜

穴の中は摩訶不思議!? 和風ファンタジー絵本『めっきらもっきらどおんどん』

絵本「めっきらもっきらどおんどん」の表紙

出典:長谷川 摂子,ふりや なな『めっきらもっきらどおんどん』/福音館書店

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『めっきらもっきらどおんどん』のご紹介です。

不思議な世界で、へんてこりんな住人たちと大はしゃぎ!
昔話的な雰囲気のある和風ファンタジー絵本です。

リズミカルな文章と迫力あるイラストがクセになる!
何度もくり返して読みたくなる、魅力いっぱいのロングセラー絵本です。

絵本『めっきらもっきらどおんどん』の情報

著者:長谷川 摂子/作 降矢 なな/絵
出版社:福音館書店
出版年:1990年3月 
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:4歳5歳
読み聞かせ:3歳から

『めっきらもっきらどおんどん』のあらすじ

かんたが一緒に遊ぶ友だちを探しています……が、誰もいません。
しゃくだからと、かんたは大声でめちゃくちゃな歌をうたいます。

「ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきらもっきら どおんどん」

すると……風と共に「こっちゃきて うたえ」と奇妙な声が聞こえます。
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴をのぞきこむと……

ひゅうっと吸いこまれて、落ちる落ちる!
そして着いたところは、夜の山みたいな何とも不思議な世界でした。

さらに、へんてこりんな3人組がかんたのもとへが飛んでくるではありませんか。

やって来たのは「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん
3人はかんたを半ば強引に遊びに誘います。

1番に遊ぶのは、しっかかもっかかだい。
枝から枝へ、ふろしきでモモンガごっこ!

お次は、おたからまんちんに、もんもんびゃっこ。
そして最後は、みんなで空飛ぶ丸太に乗って大はしゃぎ!

クタクタに遊び疲れて3人とも眠ってしましました。
ふと心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと………

絵本「めっきらもっきらどおんどん」の中身その1出典:長谷川 摂子,ふりや なな『めっきらもっきらどおんどん』/福音館書店

絵本『めっきらもっきらどおんどん』の内容と感想

福音館書店「こどものとも傑作集」の1冊です。

リズミカルでテンポよく紡がれる言葉選び。
そして生き生きと描かれた、躍動感のあるダイナミックな絵がみどころ。

そのスピード感のある展開に、つい引き込まれてしまいます。

ストーリーは不思議の世界に迷いこんで、そこでいっぱい遊んで満喫して。
だけど寂しくなって、お母さんを思い出したところで現実の世界に戻ってくるというもの。

もうね、ファンタジーの王道のような作品です。

しか~し、そんな王道を個性的にしているのが、なんといっても不思議な世界の住人たち。
妖怪なのか、はたまた、お化けなのか……

縄跳び名人、狐のお面みたいな「もんもんびゃっこ
ももんがのように舞う、赤いぼさぼさ髪の「しっかかもっかか
宝を集める、七福神に紛れていそうな「おたからまんちん

インパクトのある外見だけでなく、もう名前からしてなんか変……
それぞれ三者三様に奇抜でみんなキャラが濃い!

だけどなんだか愛らしくて「いっしょに遊びたい!」と思ってしまう魅力がありますよ。

さらに個人的に気になるのが「おもちのなる木
ほっぺが落ちそうなほど「ふうわり」甘いなんて……たべたい……

保育園などの劇としても人気の、ワクワクドキドキ冒険物語。
安心して楽しめるロングセラーの名作絵本です。

絵本「めっきらもっきらどおんどん」の中身その2出典:長谷川 摂子,ふりや なな『めっきらもっきらどおんどん』/福音館書店

不思議な呪文「めっきらもっきらどおんどん」

「めっきらもっきらどおんどん」…って、なんだか不思議なタイトル。
だけどどこか懐かしくて、一度耳にしたら印象に残ったりもして。

そして、つい声にだしたくなるような不思議な魅力がありますよね。
それこそ、まるで絵本に通ずるみたいなね。

おまじない? 呪文? 魔法の言葉?

このなんだかよくわからないこの不思議な気持ちはなんだろう?
モヤモヤするわけでもないけれど、ストンと落ちるわけでもない感じ。

わからないからさ、とりあえず口ずさんでみましょうか。
『めっきらもっきら どおんどん』の歌をね。

「ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきらもっきら どおんどん」

まだよくわからないから、もうちょっと大きめの声で。
するとね、だんだん愉快になってくるんです。

結局よくわからないままなんだけど、なぜか楽しい気持ちになるんですよね。

この歌にも、一つひとつ歌詞にも、きっと意味なんてないんだろうな。
でも逆に意味がないからこそいいのかも。

なにかとね、「意味」や「答え」を求めてしまいがちだから。

モヤモヤしたときは「ちんぷく まんぷく……」って歌えばいいかも。
大きな声が出せるように、人気のないお宮なんかあればさらにいい。

もしかしたら不思議な世界の住人の声がきこえてくるかも……
なんてことをちょっぴり期待している夢見がちなおじさんなのでした。

以上、穴の中は摩訶不思議!? 和風ファンタジー絵本『めっきらもっきらどおんどん』のご紹介でした。

おしまい。

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