みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『おじいちゃんとパン』のご紹介です。
おじいちゃんと孫の男の子。
2人のおりなす、おいしさと幸せのつまったパンのお話。
やさしい物語も素敵なんだけど、とにかく、描かれたパンのおいしそうなこと!
ページをめくるたびにヨダレが……
そんな、無性にパンが食べたくなる、おいしい絵本です。
絵本『おじいちゃんとパン』の情報
『おじいちゃんとパン』のあらすじ
おじいちゃんは甘いパンが大好き。
こんがり焼いた食パンに、先にバターをぬって。
たっぷりのイチゴジャムやマーマーレード!
たまにはあんこをぬって、きな粉をかけたり。
マシュマロをのせたり、砂糖をかけたり。
毎日、甘いものをいっぱいぬって食べています。
いつも「しかたねえな」と言いながら、パンを分けてくれるおじいちゃん。
「おじいちゃん、きょうは なにぬるの?」と、楽しみにしている、孫のちびすけ。
甘いパンをペロリと食べる、おじいちゃんを見るのが大好きだったから。
時が流れ、大人のなった男の子。
そして、いつもの席におじいちゃんの姿は見あたりません……
絵本『おじいちゃんとパン』の内容と感想
食パンを軸に描かれた、おじいちゃんと孫の、やさしくておいしいパンのお話。
ページをめくるたびに成長していく、ちびすけ。
だけどそこには、変わらない2人の幸せな時間。
「しかたねえな」
そう言いながら、いつもパンを分けてくれる小粋なおじいちゃんが素敵です。
大人になったちびすけの前にはぽっかりと空いた席。
もう、おじいちゃんは……
と、思わせておいてのニクい演出。
そして、そして、とにかく出てくるパンのおいしそうなこと!
写実的に描かれた色とりどりのトーストの数々。
「おじいちゃん、今日はなにぬるの?」
つい聞いてみたくなるような、表紙や裏表紙も含めて、たくさんのパン!
まるで絵本の中から香ばしいトーストの香りが漂ってくるみたい。
読み終えるころには、もうお腹ぺこぺこです。
簡単なレシピもあって、思わずマネしたくなること請け合い。
個人的には、ラム酒につけたレーズンのバターパンが食べてみたいな!
人気コミック『ごはんのおとも』の著者、作家たなさん初の絵本。
ああ、明日の朝ごはんはパンにしよう。
いや、やっぱり今日のおやつにパン食べよう。
そんな、無性にパンが食べたくなる、おいしい絵本です。
受賞歴
- 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 第8位
- 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 新人賞 第3位
ぼくとパン
みなさん、朝ごはんは何派ですか?
白米派?
パン派?
えっ!朝食は食べない派?
いやいや、朝はきちんと食べましょうね。
で、ぼくはというと、断然パン派。
もちろん白ご飯もいいんだけどさ。
朝はゆっくりコーヒーを飲みたいもんだから、自然とパン1択なんです。
こんがり焼いたホカホカのトーストにバターをぬって。
冷蔵庫に常備された数種類のジャムの中から選んで。
絵本のおじいちゃんほどではないけれど、その日の気分で日替わりで。
平日はそんなにのんびりできる時間もないんだけどね。
朝のパンが「よし、今日もがんばるぞ!」と1日の活力を与えてくれます。
それにね、朝ごはんはやっぱり家族で食べたい。
おじいちゃんとちびすけみたいに、仲よくさ。
大好きな人たちの笑顔が、なによりの元気の素なんだから。
以上、「今日はなにぬるの?」 おいしさと幸せのつまった絵本『おじいちゃんとパン』のご紹介でした。
おしまい。
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