みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『にんじん』のご紹介です。
切り絵で描かれた、あたたかみのあるイラストが素敵な1冊。
にんじん好きなたくさんの動物たちが登場しますよ。
「好き嫌いせずに食べてほしい」
「にんじんを残さず食べてほしい」
そんな親の願いが詰まった、ロングセラー絵本です。
絵本『にんじん』の情報
『にんじん』のあらすじ
「にんじんの すきなこ だあれ」
ウマさんかな?
たしかにウマさんはにんじんが好きだよね。
キリンさんは?
うんうん、キリンさんもにんじん好きだよね。
おさるさんだって、にんじん好きでしょ。
ああ、ブタさんはもちろんにんじん好きかな。
カバさんだってきっとにんじん好きかもね。
小さいにんじんはねずみさんに。
大きいにんじんはゾウさんに。
だけど、にんじん1番好きなこだあれ?
あ、ウサギさんたち!
すっかりを忘れていたね。
「にんじん すきな うさぎさん みたいな げんきなこ だあれ」
絵本『にんじん』の内容と感想
「にんじんきら〜い」
「やさいはいや〜」
そんな子どもに「にんじんっておいしいだよ」と、伝えるのにぴったりな一冊。
「しつけ絵本」として取り上げられることも多い作品ですね。
にんじん好きな動物たちが次から次へとやって来ます。
ウマ、キリン、サル、ブタ、カバ、ネズミ、ゾウ、ウサギ。
たくさんの動物たちが登場するので、見ていて楽しくなります。
ウマの頭には黄色い帽子、ブタのしっぽには青いリボン。
ネズミは赤と黒のチェックのベストを着ていたりと。
それぞれワンポイントがあったりして可愛らしい。
切り絵で描かれた風合いが、あたたかみを感じさせますね。
発行部数は147万部のミリオンセラー*1。
「元気に育ってほしい」
「楽しくご飯を食べてほしい」
そんな我が子の幸せを願う、すべてのママやパパに届いてほしい1冊。
子どもから大人気、ロングセラーの食育絵本です。
続編・シリーズ作品
【「いやだいやだのえほん」シリーズ】
- いやだいやだ(1969年11月)
- にんじん(1969年11月)
- ねないこ だれだ(1969年11月)
- もじゃ もじゃ(1969年11月月)
にんじんも笑顔で食べて
子どもって嫌いなものはなかなか食べてくれないんですよね。
うちの娘も例に漏れず、嫌いなものは絶対食べない。
食が細い方で、好き嫌いも多くて。
さらにイヤイヤ期、真っ最中!
気に入らないと、フォークもスプーンもおかずも何でも捨てる。
ポイポイ床に落とすもんだから、娘の机の下はもう悲惨なことに……
親としては何としたいと思って、つい小言も増えちゃう。
ほんとはガミガミ言いたくないんですけどねえ……
「ぜんぶ食べさせなきゃ」
「きれいに食べるようにしつけないと」
そうやって思い詰めてしまいがちだったりして。
でも最近、子育てのコツは力を抜くことなのかと思うようにになってきた。
イライラしててもお互いに良いことなんてないしさ。
少しぐらい食べ残しても汚くても、大した問題じゃないんですよね。
「ごはんは楽しい」
「一緒に食べるのは楽しい」
そんなことを教えるほうがずっと大事。
たしかにマナーも大切なのかもしれないけど、神経質になりすぎても仕方がない。
好きな人と、好きなものを食べて、笑顔でいられる方がずっといいんですから。
まあ、ニンジンだって、そのうち食べてくれるようになるよね。
以上、にんじん好きなこだあれ? ロングセラーの食育絵本『にんじん』のご紹介でした。
おしまい。
*1:トーハン「ミリオンぶっく2018年版」のデータを元に記載しています。
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