みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『ぐりとぐらのおおそうじ』のご紹介です。
「ぐりとぐら」シリーズ第6弾は大掃除!
季節は年末……ではなく、初春のお話。
2人が、ほうきや雑巾になってお部屋をきれいにしますよ。
遊び心いっぱいの掃除シーンに、おいしそうなおやつと、みどころたっぷりの1冊です。
絵本『ぐりとぐらのおおそうじ』の情報
『ぐりとぐらのおおそうじ』のあらすじ
もうすぐ春をむかえる朝。
ぐりとぐらが目を覚ましカーテンを開けると……
「はるの におい!」
外はとってもいいお天気です。
朝ごはんを食べようとした、ぐりとぐら。
なんだかお家のなかがホコリだらけなことに気がつきます。
「きょうの しごとは、おおそうじ」
張りきってチョッキをぬいで、腕まくり。
ホコリよけのマスクとゴーグルに帽子で、スキーの格好みたいだね。
ぐりとぐらが掃除道具を取りに行くと、ほうきもはたきもボロボロ……
これでは使いものになりません。
そこで、ぐりとぐらは、ぼろ布を体中に巻きつけて、自分たちがほうきや雑巾になることにします。
ぐりが雑巾になってお部屋を掃除。
お腹ですべり、お尻ですべり、背中ですべってス〜イスイ。
「えへん、ぼくは ぞうきんめいじん」
ぐらも負けじと、ほうきになって床をふきふき。
はたきになって部屋中ぱたぱた。
「えへん、ぼくは ほうき・はたき」
歌いながら楽しそうに大掃除をつづけるぐりとぐら。
窓の外にウサギのギックがやってきて……
最後はきれいになった部屋で、うさぎたちといっしょに特別おいしいにんじんクッキーのおやつをいただきました!
絵本『ぐりとぐらのおおそうじ』の内容と感想
福音館書店「日本傑作絵本」シリーズの1冊。
「ぐりとぐら」シリーズ第6弾は大掃除!
大掃除といえば年末のイメージですよね。
少し季節はずれな気もする、ぐりとぐらの大掃除は、雪解けをむかえた初春。
タイトルから年末のお話を連想してしまう人も多いのではないでしょうか。
リズミカルな文章も心地いい、大人気の物語絵本。
福音館書店創立50周年を記念して発刊された1冊です。
穴のあいた靴下、手袋にセーター、破れたシャツ。
いらなくなった洋服やマフラーを再利用していてとってもエコ!
ものを大事に使い切るのって大切なことですよね。
さらに、スケートのようにすべったりして2人はすごく気持ちよさそう!
工夫、発想しだいで面倒なことも楽しい遊びにできるのって素敵です。
「お掃除は楽しいことなんだよ」
読み聞かせで、お片付けできる子どもに育つかも……?
大掃除の際はいらなくなった服で、ぜひ、ぐりとぐらごっこをしてみてはいかがでしょうか。
最後のお楽しみはいつものお約束。
今回のおやつは特別おいしい、ぐりとぐらの にんじんクッキーでした。
ぐりとぐらの新しい歌も登場!
遊び心いっぱいの掃除シーンに、おいしそうなおやつと、みどころたっぷりの1冊です。
続編・シリーズ作品
【ぐりとぐらシリーズ】
- ぐりとぐら(1967年1月)
- ぐりとぐらのおきゃくさま(1967年6月)
- ぐりとぐらのかいすいよく(1977年4月)
- ぐりとぐらのえんそく(1983年3月)
- ぐりとぐらとくるりくら(1992年10月)
- ぐりとぐらのおおそうじ(2002年2月)
- ぐりとぐらとすみれちゃん(2003年10月)
関連絵本記事
・もしかして、サンタさん? クリスマスの定番絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』
・おもわず泳ぎだしちゃう!夏になると読みたくなる人気絵本『ぐりとぐらのかいすいよく』
すっきりさっぱり大掃除
みなさんはちゃんと掃除してますか?
ぼくは掃除があまり好きじゃない。
料理も洗濯も苦にならないけど、掃除だけは苦手なんです。
つい散らかったままにして、奥さんからよく怒られます……
だけど、ぐりとぐらみたいに楽しみながらやれば苦にならないかな。
どんなことも、発想しだいでおもしろくできちゃうんだよね。
どうせやらなきゃいけないなら楽しんだほうが絶対いい!
それはなにも掃除だけにかぎった話じゃない。
嫌なことや面倒なことって、すぐ後まわしにしちゃうもんね。
「いつか」
「今はタイミングが……」
なんて言ってても、結局やらないままだしさ。
ため込んでないで先にやってしまったほうがサッパリするよ。
思いたったが吉日!
できない理由を探すのはもう終わりです。
ほうきやはたきがなくても掃除はできますしね。
心にたまったホコリも大掃除しちゃえばスッキリするんだからさ。
以上、年末…ではなく、初春のお話 大人気絵本シリーズ第6弾『ぐりとぐらのおおそうじ』のご紹介でした。
おしまい。
コメントを書く
コメントはまだありません。