出典:minchi『にゅうしちゃん』/岩崎書店
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『にゅうしちゃん』のご紹介です。
全国のパパとママに大人気『いっさいはん』で絵本作家デビューを飾ったminchiさん待望の新刊。
今回は「歯(乳歯)」のお話です。
かわいさと学びを両立した、子どもも大人も大満足の1冊。
楽しみながらながら歯や歯みがきの大切も教えてくれる絵本です。
絵本『にゅうしちゃん』の情報
『にゅうしちゃん』のあらすじ
「はじめまして こんにちは にゅうしちゃんです」
赤ちゃんのおーちゃんのおうちに、にゅうしちゃんがやってきました。
にゅうしちゃんは、おーちゃん最初の歯のお友だちです。
にゅうしちゃんがやってきたことで、おーちゃんは
おっぱいやミルクだけではなく、ごはんやお菓子も食べられるようになりました。
そのかわりにきちんと歯みがきしないと虫歯になっちゃう……
だから、はぶらしちゃんでやさしくピカピカにしてあげなきゃね!
きゅうしちゃん、、けんしちゃん、せっしちゃん。
おーちゃんが大きくなるにつれにゅうしちゃんの兄弟はどんどん増えていきます。
そして上下合わせて20人!
3歳ごろには全員の兄弟たちが揃います。
どのにゅうしちゃんも、みんな大切なお友だちです。
やがて、おーちゃんがもうすぐ小学生になるころ。
にゅうしちゃんとのお別れのときがやってきます……
絵本『にゅうしちゃん』の内容と感想
とってもかわいい「歯」のお話。
おーちゃんとにゅうしちゃんに癒やされまくりな物語です。
かつてこんなにキュートで親しみやすい歯の絵本があったでしょうか?
いや、ないでしょ!!
だってね、出てくるものがみんなかわいいんですから!
おしゃれな色づかいも含めて、もう全部かわいい!
「にゅうしちゃん」にはじまり「むしばちゃん」や「はぐきちゃん」
「はぶらしちゃん」「はみがきこちゃん」に「でんたるふろすちゃん」まで登場します。
「ちゃん」をつけるだけで、かわいらしく愛おしく感じてしまうのはどうしてだろうね?
かわいいだけじゃなくて、ちゃーんと歯について学べるのもポイントですよ。
絵本をとおして歯の役目や生え方、ブラッシングの大切さも教えてくれます。
シンプルに「歯は大事にしよう!」と言われるよりも、歯を大切にしたくなるんです。
そしていろんなものを、ちゃん付けしたくなります。
実は主人公のおーちゃんは『いっさいはん』と同じの赤ちゃんなんですよ。
『いっさいはん』を読んだ人には、まるでの続編のように楽しめます。
「食事中は絵本みたいにお口のなかでファッションショーが開催されているんだろうか?」
「子どものにゅうしちゃんも、大人のえいきゅうしちゃんもお着替え中かな?」
そんなふうに考えると、なんだか食べるのが以前よりも楽しくなるかも。
もちろん歯みがきが嫌いな子だって歯みがき大好きになること間違いなし!
子どもと一緒に親も学べる、かわいすぎる歯の絵本です。
ニヤニヤがとまらない!1歳半の愛おしくも不思議な行動を描いた子育てあるある絵本『いっさいはん』
小さく愛おしい にゅうしちゃん
娘が生まれた初めて手に触れたとき。
愛しさとともに、その手の小ささにびっくりしたりもして。
少し大きくなって口の中に小さな歯を見つけたとき。
成長を嬉しく思うとともに「子どもの歯ってこんなに小さいのか」と感動したりして。
それから小さなにゅうしちゃんが2本、3本と増えていって。
「虫歯になってないかな……」
「歯並びは悪くないかな……」
そうやって子どもの成長に合わせて親の心配事も増えるんだけどね。
そしていつのまにやら上下生えそろって。
娘のにゅうしちゃんたちも兄弟全員そろって。
いつか絵本のおーちゃんみたいに別れがあって、また新しい出会いがあって。
小さくてかわいい、にゅうしちゃんと仲よしでいられるのもう少しかな……
きっとあっという間なんだろうな。
子どもの成長ははやいからね。
子育てって大変なことも多いけどさ。
この今しかない愛しい時間を大切にしたいよね!
以上、かわいすぎる! “ちゃん”と学べる歯の絵本『にゅうしちゃん』のご紹介でした。
おしまい。
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