大切に思う「だいすき」を伝えるメッセージ 届けたい絵本『あなたがだいすき』

出典:鈴木 まもる『あなたがだいすき』/ポプラ社

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『あなたがだいすき』のご紹介です。

たくさんの動物たちが伝える、それぞれの「だいすき」のかたち。
ページをめくるたびに心があたたかい気持ちに包まれます。

「あなたがだいすき」
「あなたのことを大切に思っている」

そんなメッセージがいっぱいつまった1冊。
子どもに向けて、毎日でも読み聞かせてあげたくなる絵本です。

スポンサードリンク

絵本『あなたがだいすき』の情報

著者:鈴木 まもる/作
出版社:ポプラ社
出版年:2002年4月
ページ数:32ページ
対象年齢:2歳から

『あなたがだいすき』のあらすじ

「わたしは あなたが だいすきです」
大きなぞうに、ぎゅっと抱きしめられて楽しそうだね。

「せかいで いちばん あなたが だいじ」
カンガルーのお腹のポケットのなかは、きっとあったかいんだろうな。

「あさも ひるも よるも あなたと いっしょ」
丸まったねこに包まれるように眠ったら、どんな気持ちなんだろう。

「どこへだって あなたを たすけに いく」
「いつだって あなたの みかた」

小さな子どもに、大きな動物たちが伝えるそれぞれの愛。

包み込み、与え、守り、助け、ずっとそばにいる。
いろんな動物たちの、いろんな「だいすき」のかたち。

そしてママがささやく「だいすき」の言葉。
「あなたが いるだけで とっても とっても とっても うれしい」

出典:鈴木 まもる『あなたがだいすき』/ポプラ社

絵本『あなたがだいすき』の内容と感想

たくさんの動物たちと、人間の子どもとのふれあい。
そしてそこに込められた「あなた」を思う、メッセージの数々。

ぞう、カンガルー、ねこ、くま、チーター、ハト。
そしてパンダ、白くま、きつね、ワシ、最後は恐竜まで……

いろんな愛の形、それぞれの「大好き」の言葉。
さまざまな動物たちで表現した、大切に思う気持ち。

やさしいタッチと色彩で描かれた、心あたたまる1冊です。

大切な人に「大好き」って言葉にする機会って、なかなかありませんよね。
照れくさかったり、なんとなく気恥ずかしかったりして。

だけど絵本の読み聞かせとしてなら、思う存分言えますよ!
「あなた」の部分を子供の名前に言いかえて読むと、さらにいいかもしれませんね。

愛するわが子に、たっぷり「大好き」を伝えたあげてください。
毎日でも読み聞かせてあげたくなるような、すてきな絵本です。

出典:鈴木 まもる『あなたがだいすき』/ポプラ社

あなたがだいすきだから

大好きだから干渉する。
大好きだから見守る。

同じ大好きでもさまざまな形があるもので。
そのどれも相手を大切に思うからこその行動。

一概にどれが良い悪いということでもないのかもしれないけどさ。

過干渉過ぎてもダメで。
あまり自由にさせ過ぎてもよくなくて。

「適切な距離感」みたいなものが、きっとあるんだろうね。
子育てってほんとむずかしいなあ……

だけど結局、大事なところってシンプルで。
絵本みたいにきちんと大切に思う気持ちを伝えていくこと。

「困ったときは、どんなときでも助けてあげる」
「何があっても、いつだってあなたの味方」

そんなメッセージを投げかけ続けることなんじゃないのかな。

心のささえになってあげること。
元気に送り出して、そして安心して帰ってこられる居場所でいること。

それこそが、ぼくたち親が、子どもにしてあげられることだと思うから。

以上、大切に思う「だいすき」を伝えるメッセージ 届けたい絵本『あなたがだいすき』のご紹介でした。

おしまい。

コメントを書く

コメントはまだありません。

FACEBOOKでコメントを書く

FacebookでシェアTwitterでシェアTumblrでシェア