出典:minchi『いっさいはん』/岩崎書店
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『いっさいはん』のご紹介です。
SNSがきっかけで生まれた子育てあるある絵本。
1歳半ごろの子どもの、愛おしくも不思議な生態を描いた作品です。
どのページをひらいても「あるある」と、つい笑ってしまいます。
現役のママやパパに、子育てに一段落したお母さんやお父さん。
子育て経験のあるすべての人に読んでほしい1冊。
何度読んでもニヤニヤがとまらない愉快な絵本です。
絵本『いっさいはん』の情報
『いっさいはん』のあらすじ
「あさから げんきな いっさいはん」
「おちついて しょくじが できない いっさいはん」
オムツ替えを嫌がって暴れたり。
抱っこしてほしいとおねだりかと思えば、急に嫌がってグニャグニャになったり。
唐突な動きによくわからない謎の行動。
好きなものしか食べてくれなくて、机のまわりは食べかすだらけ……
そんな大変だけど愛おしい一歳半あるあるがたっぷり詰まっています。
買い物やお風呂でのよくあるワンシーンなどなど。
ママやパパには見なれた光景が盛りだくさんです。
はい、きょうも ゆかいな いっさいはん。
絵本『いっさいはん』の内容と感想
一歳半ごろの子育てあるあるネタを描いた絵本。
イラストとともに子どもの特徴をユーモラスに描いた1冊です。
もともとは作者であるminchiさんのツイッターに投稿していたイラストがはじまり。
それが大反響を呼び、絵本として出版されることになった作品です。
うちの娘がちょうど1歳半ぐらいなのもあって、個人的にかなりはまってしまいました。
「しずかにしてるときは だいたい ちらかしてる」とか。
うちの場合は、静かにしているときはだいたい悪さをしてるときですけどね……
愛おしくも不思議な子どもの行動が満載。
寝ているときなんかほんと絵本のまんま。
どのページをひらいても「あーあるある」と笑ってしまいます。
とくに最後の、朝起きるといつも後頭部の髪がもじゃもじゃになってるの。
なんであんなことになるんでしょうね……?
一歳半ぐらいの子どもがいるママやパパにはニヤニヤがとまらないかも?!
もう少し大きい子どもがいたり、子育てを卒業した人も思い出しながら笑顔になれる。
すべてのママやパパに読んでほしい1冊です。
大反響につき「いっさいはん あるある川柳コンテスト」も開催されました。
受賞歴
- 第4回 積文館グループ絵本大賞
- 第10回 R-40本屋さん大賞・児童書部門 第2位
- 第8回 リブロ絵本大賞 大賞
- 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 第2位
- 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 新人賞 第1位
- 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 パパママ賞 第5位
今しか会えない「いっさいはん」
子どもの成長ってほんとにはやいですよね。
いつのまにか新しい言葉を覚えていたり。
このあいだまで出来なかったことが出来るようになっていたり。
気がつけば、あっという間にお兄ちゃん、お姉ちゃんになっている。
「はやく首がすわらないかなあ」
「はやく歩けるようにならないかな」
生まれたばかりのころは、そんなふうに考えたりもしたんだけど。
思い返すと、ただただ一瞬で駆け抜けていったなーという感じです。
あとから懐かしんでも、もうその時期の娘には出会えないんですよね。
まあ、そんなうちの娘も最近「イヤイヤ」が増えてきまして。
こっちもついイライラしてしまったり、子育ての大変さを実感中です。
おとなしくしてくれるときは、ほんと目に入れても痛くないぐらいかわいいんですけどねえ。
休日に娘と2人きりで1日過ごすともうゲッソリ……
「仕事の方が楽だなあ」なんて思うこともしばしば。
専業主婦で毎日は小さな子ども一緒にいる人なんか、ほんとうに尊敬します。
まあ、こんなふうに遊んでくれるのもきっと今だけなんでしょうけどね。
いつか「クサイ」とか「洗濯物は分けて」とか言われたりするのかな……
そんなときに『いっさいはん』の絵本を読み返して懐かしんだりするのだろうか。
「こんな時期もあったな−」
「あー、このころは可愛かったな−」
なんてことを考えながら、やっぱりニヤニヤしたりして。
あとで後悔しないように娘の「今」を愛でながら。
その一瞬を胸に刻んで、これからも子育てを楽しみたいと思います。
以上、ニヤニヤがとまらない!1歳半の愛おしくも不思議な行動を描いた子育てあるある絵本『いっさいはん』のご紹介でした。
おしまい。
コメントを書く
コメントはまだありません。