「今日はなにぬるの?」 おいしさと幸せのつまった絵本『おじいちゃんとパン』

出典:たな『おじいちゃんとパン』/パイ インターナショナル

みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。

今日は、絵本『おじいちゃんとパン』のご紹介です。

おじいちゃんと孫の男の子。
2人のおりなす、おいしさと幸せのつまったパンのお話。

やさしい物語も素敵なんだけど、とにかく、描かれたパンのおいしそうなこと!
ページをめくるたびにヨダレが……

そんな、無性にパンが食べたくなる、おいしい絵本です。

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絵本『おじいちゃんとパン』の情報

著者:たな/作
出版社:パイ インターナショナル
出版年:2017年6月
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:4歳5歳大人
読み聞かせ:4歳から

『おじいちゃんとパン』のあらすじ

おじいちゃんは甘いパンが大好き。

こんがり焼いた食パンに、先にバターをぬって。
たっぷりのイチゴジャムやマーマーレード!

たまにはあんこをぬって、きな粉をかけたり。
マシュマロをのせたり、砂糖をかけたり。

毎日、甘いものをいっぱいぬって食べています。

いつも「しかたねえな」と言いながら、パンを分けてくれるおじいちゃん。
「おじいちゃん、きょうは なにぬるの?」と、楽しみにしている、孫のちびすけ。

甘いパンをペロリと食べる、おじいちゃんを見るのが大好きだったから。

時が流れ、大人のなった男の子。
そして、いつもの席におじいちゃんの姿は見あたりません……

出典:たな『おじいちゃんとパン』/パイ インターナショナル

絵本『おじいちゃんとパン』の内容と感想

食パンを軸に描かれた、おじいちゃんと孫の、やさしくておいしいパンのお話。

ページをめくるたびに成長していく、ちびすけ。
だけどそこには、変わらない2人の幸せな時間。

「しかたねえな」
そう言いながら、いつもパンを分けてくれる小粋なおじいちゃんが素敵です。

大人になったちびすけの前にはぽっかりと空いた席。
もう、おじいちゃんは……

と、思わせておいてのニクい演出。

そして、そして、とにかく出てくるパンのおいしそうなこと!
写実的に描かれた色とりどりのトーストの数々。

「おじいちゃん、今日はなにぬるの?」
つい聞いてみたくなるような、表紙や裏表紙も含めて、たくさんのパン!

まるで絵本の中から香ばしいトーストの香りが漂ってくるみたい。
読み終えるころには、もうお腹ぺこぺこです。

簡単なレシピもあって、思わずマネしたくなること請け合い。
個人的には、ラム酒につけたレーズンのバターパンが食べてみたいな!

人気コミック『ごはんのおとも』の著者、作家たなさん初の絵本。

ああ、明日の朝ごはんはパンにしよう。
いや、やっぱり今日のおやつにパン食べよう。

そんな、無性にパンが食べたくなる、おいしい絵本です。

受賞歴

  • 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 第8位
  • 第10回 MOE絵本屋さん大賞2017 新人賞 第3位
出典:たな『おじいちゃんとパン』/パイ インターナショナル

ぼくとパン

みなさん、朝ごはんは何派ですか?

白米派?
パン派?

えっ!朝食は食べない派?
いやいや、朝はきちんと食べましょうね。

で、ぼくはというと、断然パン派。

もちろん白ご飯もいいんだけどさ。
朝はゆっくりコーヒーを飲みたいもんだから、自然とパン1択なんです。

こんがり焼いたホカホカのトーストにバターをぬって。
冷蔵庫に常備された数種類のジャムの中から選んで。

絵本のおじいちゃんほどではないけれど、その日の気分で日替わりで。

平日はそんなにのんびりできる時間もないんだけどね。
朝のパンが「よし、今日もがんばるぞ!」と1日の活力を与えてくれます。

それにね、朝ごはんはやっぱり家族で食べたい。
おじいちゃんとちびすけみたいに、仲よくさ。

大好きな人たちの笑顔が、なによりの元気の素なんだから。

以上、「今日はなにぬるの?」 おいしさと幸せのつまった絵本『おじいちゃんとパン』のご紹介でした。

おしまい。

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