出典:林 朋子『くつくつあるけ』/福音館書店
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『くつくつあるけ』のご紹介です。
「ぱたぱたぱた」
「ぴょんぴょん」
小さなくつが飛んだり跳ねたり。
その動きから楽しげな気持ちが伝わってくる可愛らしい1冊。
なんだか少しおぼつかない足どりから目が離せません。
0歳から1歳ぐらいの子どもにおすすめ。
定番の赤ちゃん絵本です。
絵本『くつくつあるけ』の情報
『くつくつあるけ』のあらすじ
1足のくつがさんぽに出かけます。
ぱたぱたぱた。
早く走るよ。
ぱたぱたぱたぱた。
つまさきを歩きをするよ。
とんとんとん。
ぴょんぴょん跳ねて、ぴょーんとジャンプして。
転んで、起き上がって。
今日もくつは元気いっぱい。
でもたくさん動いて疲れたね。
もうねむい。
ぐーぐーぐー。
絵本『くつくつあるけ』の内容と感想
福音館書店「あかちゃんの絵本」の1冊。
林明子「くつくつあるけのほん」シリーズの絵本です。
登場するのは白い赤ちゃん用のくつが1足だけ。
くつを履いている赤ちゃんの姿は描かれていません。
ずばり主人公は「くつ」そのもの。
その小さなくつが楽しそうに動きまわります。
「ぱたぱたぱた」
「とんとんとん」
くつの動きに合わせた擬音。
歩いたり走ったり、ジャンプして転んじゃったり。
実際に顔は描かれていないけれど、くつの生き生きとした表情が読み取れてしまうよう。
さんざん動きまわったかと思うと疲れて寝ちゃう。
まるで子どもそのものですよね。
シンプルでわかりやすく0歳から読み聞かせできる内容です。
おすすめとしては歩きはじめたり、くつを履きはじめた子どもに読んであげたい1冊。
ファーストシューズのお供に、プレゼントとして贈るのもいいかもしれないですね。
続編・シリーズ作品
【くつくつあるけのほんシリーズ】
- くつくつあるけ(1986年6月)
- おててがでたよ(1986年6月)
- きゅっきゅっきゅっ(1986年6月)
- おつきさまこんばんは(1986年6月)
くつくつあるけ
子どもの成長はほんとうに早いですよね。
日々、スクスクと育って。
あっというまに大きくなって。
それと同時に必要でなくなったものも増えていく。
服のサイズが合わなくなったり、興味をもつおもちゃが変わったり。
もう使わなくなったけど思い出のいっぱい詰まったものたち。
せんぶ残していてもキリがないのだけれど。
だけど捨てるものなんだかもったいない気がして……
他のママやパパはどうしてるんだろう?
一応、写真や映像なんかでは記録に残してあるんだけどね。
とくに娘のはじめてのくつは思い出深くて手放せません。
絵本のくつもファーストシューズなのかな。
危なっかしいながらも自分の足で自由に歩き回れるようになったよろこび。
楽しくて夢中になって、走りまわったり飛び跳ねたり転んだり。
まるで絵本のくつにそっくり!
そんな「ワクワク」や「ドキドキ」がたくさん詰まったファーストシューズ。
もう、娘には少しきつくなってしまって、靴箱にしまったままなのだけれど。
さてさて、どうしたものか……
絵本のくつみたいに娘が履いていなくても「ぱたぱた」と歩きだしてくれたらいいんだけどね。
以上、「ぱたぱた」「ぴょんぴょん」 歩きはじめにおすすめ!定番の赤ちゃん絵本『くつくつあるけ』のご紹介でした。
おしまい。
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