出典:tupera tupera『いろいろバス』/大日本図書
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『いろいろバス』のご紹介です。
色とりどり鮮やかなバス。
乗り降りする、バスの色にちなんだバラエティー豊かな乗客たち。
「バスからおりるのは だあれ?」
「バスにのるのは なあに?」
次は何がでてくるのかと、大人も一緒にワクワクできます。
読み聞かせにもぴったりな1冊。
ヴィヴィッドな色合いが子どもたちに大人気!
カラフルで楽しい色遊び絵本です。
絵本『いろいろバス』の情報
『いろいろバス』のあらすじ
赤いバスがやってきました。
真っ赤なトマトがごろごろ降りてきて。
赤いタコがにゅるりと乗り込みます。
次は黄色いバスがやってきました。
黄色いたまごのふんわりオムレツが降りてきて。
キラキラ光る星が乗り込みます。
みどり色、黒色と、次々バスがやってきます。
「まもなく しゅうてーん しゅてーん」
いろいろな色のバスが一斉にやってきて。
いろいろみんなが降りました。
「ごじょうしゃ ありがとうございました」
絵本『いろいろバス』の内容と感想
「いろいろバス」というタイトル通り、いろんなバスが登場します。
赤、黄色、緑、黒、ピンク、白、茶色と次々やってくるカラフルなバス。
そこに、バスと同じ色をした乗客たちが、降りたり乗ったり。
乗客は野菜や動物、食べものにお星様?。
「えっ?こんなものまで」と、思わずニヤッとしてしまうこと請け合い。
最後にたくさんのバスから一斉に乗客たちが降りてくる場面は、みてるだけで楽しくなります。
それぞれバスも違うのは色だけかと思いきや、タイヤの模様がひとつひとつ違ったり。
よく見ると細かい仕掛けもも隠されていたり。
ずっとシルエットで気になっていた運転手さんも最後に姿を見せてくれますよ。
やっぱりバスと同じ色をした彼らでした。
小さな子どもが物の名前や色を覚えたり、興味を持つのにもぴったり。
読む人の好奇心を刺激する、ちょっとおしゃれ絵本です。
見える色と見せたい色
「色」ってなんだろう?
どうしてみんな違う色に見えるんだろう?
そんなふうに思ったことありませんか?
誰かが着色したわけでもないのに、自然には色とりどりのもので溢れていて。
カラフルなお花や昆虫たちを見るたびに不思議だなあと感じてしまいます。
ちょっとむずかしい話になってしまうのだけれど、色が原理って特定の波長の光をを吸収して、特定の波長の光を反射するからなんです。
簡単に言うと、りんごが赤く見えるのは、赤以外の光を吸収して赤色の光を反射しているから。
なんだか好きな色を吸収して、嫌いだから弾き返した色に見えてしまっているみたい。
そんなふうに考えると、みんなもっと見せたい色があったのかな。
カラフルなバスも乗客たちも、本当は違う色に憧れていたりするのかな。
ぼくたちだってもしかしたら同じなのかも。
こうなふうに思われたいという、自分の見せたい「色」
こんなふうになりたいという、自分の好きな「色」
吸収してしまって見られたくない自分の「色」が周りには見えていたら……
頑張って無理をして、周りに合わせて。
見せたい自分を演じても、周りには隠したい自分が見えている。
ありのままの自分でいられたら楽なんだけど。
自分の「色」に自信が持てないから、違う「色」に憧れてしまう。
本当はどの色だってきれいだし、優劣なんてなんだけどね。
以上、子どもの好奇心を刺激する カラフルで楽しい色遊び絵本『いろいろバス』のご紹介でした。
ご乗車ありがとうございました!
おしまい。
こんにちは^_^
正月だらだら過ごしながらこのブログを拝見しています(笑)うちの娘もわたしも大好きな絵本なので紹介してもらえてなんか嬉しい)^o^(
ゆっきーのさん
こんにちは。
コメントありがとうございます♪
お正月ぐらいダラ〜っと過ごしましょう。
ダラダラしながら当ブログをじっくり拝見くださいませ(笑)