出典:まつもと さとみ,わたなべさとこ,うしろ よしあき『わたしは だあれ?』/KADOKAWA
みなさん、こんにちは。
絵本ソムリエのニコパパです。
今日は、絵本『わたしは だあれ?』のご紹介です。
子どもたちに読み聞かせをしながら、試行錯誤を重ねて生まれた絵本。
100人の保育士さんが推薦する、みんなでハッピーになれる1冊です。
親子でのコミュニケーションにも最適!
ぜひ絵本をとおして、幸せな時間をすごしてみてください♪
絵本『わたしは だあれ?』の情報
出版社:KADOKAWA
出版年:2017年7月
ページ数:26ページ
対象年齢:1歳から
『わたしは だあれ?』のあらすじ
あひるちゃんが休んでいると、小さな物音がきこえてきます。
「だあれ? だあれ? わたしは だあれ?」
耳の長い誰かさんが、うしろから目隠しして訪ねます。
「だれかな。だれかな………………うさぎちゃん?」
「あったりーっ!」
次にうさぎちゃんが休んでいると、大きな物音がきこえてきます。
「だあれ? だあれ? わたしは だあれ?」
白黒模様の誰かさんが、うしろから目隠しして訪ねます。
「だれかな。だれかな………………パンダちゃん?」
「あったりーっ!」
今度はパンダちゃんが休んでいると、もっと大きな物音がきこえてきます。
「だあれ? だあれ? わたしは だあれ?」
お鼻の長いの誰かさんが、うしろから目隠しして訪ねます。
「だれかな。だれかな………………ぞうさん?」
「あったりーっ!」
最後にぞうさんが一休み。
だけど、いつまでたっても「だあれ? だあれ?」は、ありません。
「つまんないな つまんないな」
すると……
絵本『わたしは だあれ?』の内容と感想
「100人の保育士さん推薦!」のキャッチコピーどおり、子どもたちや保育士さんに実際に読み聞かせをしてもらい、試行錯誤を重ねて生まれた絵本。
デフォルメされたかわいらしい動物たちが、次々「わたしは だあれ?」と登場します。
子どもたちが大好きな繰り返し絵本です。
絵本の内容に合わあせて文字の大きさが変わるのも特徴的。
「だれかな。だれかな………………」に続く、名前の文字が小さくなるのは、自信がないのかな?
その分「あったりーっ!」の文字がとっても大きい。
しかも「!」が、うさぎならニンジン、ぞうならバナナと、好きな食べ物で表現されているのもポイント!
そして、繰り返しの展開から、あれれ?と、思わせておいての……きょうりゅう!
終わりもハッピーな気分で締めくくれる素敵な1冊ですね。
「………………おばけ」
恐る恐る答えるぞうさんが可愛すぎます!
「だれかな〜?」
「ぞう!」「パンダ!」
読み聞かせが、いつのまにかクイズに早変わり。
正解したら「あったりーっ!」と、元気よく答えてあげてくださいね。
一緒に楽めて、親子のコミュニケーションにもぴったりですよ。
最後のページでは、本編に登場した5ひき以外にもたくさんの動物たち。
みんなで「だあれ? だあれ?」と1列になって行進しています。
シルエットで何の動物か当ててみるのもいいですね。
全部わかるかな~?
みんなで一緒に行進しよう
心の動きって、自然と態度にあらわれたりしますよね。
自信がないときは小声になったり、背中が丸まっちゃう。
絵本の動物たちみたいに「だれかな。だれかな………………」って、モジモジしたりしてね。
そんなときに明るく声をかけてもらえると安心する
「あったりーっ!」って元気よく言ってもらえると嬉しくなる。
そういう明るさや元気のよさは、他の誰かを勇気づけるんです。
そして勇気をもらった人が、また他の誰かに届けてあげる。
人から人へ、勇気のバトンをつなげていく。
そうなれば、もうぼくらに怖いものなんて何もないんだ。
思うように、望むように、どんどん行動すればいいんだよ。
ほんとはさ、自信なんかなくてもいいんだから。
何度でも間違えたっていいんだから。
失敗してもそこから学べばいいし、困ったときは助けてくれる人がいる。
人生ははひとりで歩むものじゃないんだからさ。
絵本の動物たちみたいに、みんなで一緒に行進していくんだよね。
以上、だれかな、だれかな?100人の保育士さんおすすめの親子で楽しい絵本『わたしは だあれ?』のご紹介でした。
おしまい。
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